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反吐が出るほど、心無い村だった
2011-04-02-Sat  CATEGORY: 医療崩壊
まず結論・・・地域医療の盛衰を決めるのは、すべからく地域住民の医師及び医療全般に対する態度です。これが十分であれば地域医療は、何か問題が起こっても持ち直すことが可能でしょう。しかし十分でなかった場合(特に、ネガティブな意味で決定的な出来事があった場合)は、惨憺たる結果になることは間違いないかと思います。

今回は、こちらを引用しました。

3月29日、読売の記事より引用

上小阿仁 再び無医村の危機

医師が退職願 中傷で心労か

上小阿仁村唯一の医療機関である村立上小阿仁国保診療所の有沢幸子医師(66)が退職願を出し、受理されたことが28日、分かった。有沢医師は昨年、一部住民の嫌がらせが原因で辞意を示したが、住民の熱意で、その後、撤回した。今回は、健康上の理由だというが、今でも嫌がらせが続いていることが背景にあると指摘する村関係者もいる。後任探しは難航が予想され、再び無医村の危機を迎えた。(糸井裕哉)

有沢医師は昨年9月、小林宏晨(ひろあき)村長に対し、「激務をこなせる体力がもうない」と退職願を提出した。小林村長は「土日を完全休診にする」「週2日は非常勤医に任せる」などの待遇改善策を提示して慰留に努めた。

しかし、有沢医師は昨年末の検査入院で「現状が続けば健康維持は難しい」と診断されたことを挙げ、申し出を断った。意志は固いと判断した小林村長は2月下旬、受理した。退職にあたり、有沢医師は「後任に引き継ぐまでは頑張る」と話していた。

有沢医師は当初、辞任の公表を望まなかったが、今月中旬に有沢医師から「いつ辞めるか分からないのに実情を知らせないのは村民に不誠実」との申し入れがあり、村は事実の公表と、ホームページ上での医師公募に踏み切った。また、退職願を受け、村は、有沢医師の負担を軽減するため、4月から秋田市立秋田総合病院長を週1回招いて、外科と泌尿器科の診療を実施する。

有沢医師は2009年に赴任。年間約20日しか休診せず、夜間や早朝でも往診する献身的な診療で、住民から絶大な信頼を得た。その一方で、一部住民から、「平日に休むな」「患者を待たせすぎだろ」などの心無い中傷で心労が重なり、辞意を表明した

1週間で慰留を求める約800人の署名を集めた村民の熱意で翻意した。だが、その後も無言電話があり、年始に休診した際には「正月だからって休むのか」と嫌がらせの電話があるなど、有沢医師に対する中傷は続いたという。

さらに、周辺自治体で医療機関が続々と縮小した影響などで、有沢医師のいる診療所では患者が急増。昨年は1日あたりで前年比約10人も増えた。

村の担当者は「有沢先生は後任が決まるまで続けると言ってくれているが、夏までに医師を見つけないと先生が倒れる」と、後任探しに奔走している。

だが、有沢医師のように村に移住し、急患や往診に即応できる医師の確保は困難だ。村では、常駐の医師が見つからない場合として、非常勤の医師を複数おいて、診療態勢を維持することも考えている。

月一度、診療所に通っている山田ツル子さん(75)は「一人暮らしで移動手段が限られる私には診療所と有沢先生だけが頼り。無医村になるのは避けたい」と不安な表情を浮かべた。

(引用ここまで)

これは、何も今回が初めてではありません。以前(1年前)同じことが起こっていました。一度医師の先生に辞意を表明され、あわてた住民が署名で何とか引き止めることに成功。しかし住民の態度が改まらず同じような中傷が後を絶たなかった結果、先生に愛想を尽かされた・・・そういう流れになっています。

それについては、こちらを見ていただければと思います(勝手ながら引用させていただきます。この場を借りて感謝いたします)。

うろうろドクター様の日記、昨年3月11日付

うろうろドクター様の日記、昨年3月20日付

もう、心無い村などと呼ばれたくない

・・・

一部とはいえ、心無い住民の心無い言動が目立てばそれだけで十分かと思います。それを抑止できない周囲の者も、突き詰めて考えれば同罪。しかも、これで2度目です。村の内部で派閥が存在し、いまの村長を嫌う一派が仕組んだ嫌がらせという指摘もあるようですが、どのような理由であれこのニュースは医師たちにとって「ネガティブな意味で決定的な」ものです。つまり今後何があっても、この先生の後釜は見つからない(更には「見つかるはずも無い」)。

この国は医師不足で、各地域が医師を奪い合っているのが実情です。不便で給与その他の面でも不利な片田舎が医師をつなぎとめようと思えば、相応のものを提示する必要があるのですが。その真逆を突っ走っているこの地域は、まったくもって「救う価値の無い」地域ということなのでしょう。惨めではありますが・・・本当に医師が必要で、だからこそしかるべき行いを積み重ねてきた、本当の意味で「良い住民」の皆さんについては哀れだと思います。
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