QMA、その他ゲーム以外のことも、つれづれなるままに書いていこうと思います。どんな文章になることでしょうか。
月の光に照らされて
スポンサーサイト
-----------  CATEGORY: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ページトップへ
(奈良と産科医と残業代)いい加減、奈良県は幼稚な抵抗を諦めるべし!
2010-11-19-Fri  CATEGORY: 医療崩壊
表題ですが、あくまでも自治体としての奈良県に対する批判であり、特定の奈良県民に対する中傷ではありません。基本的に、奈良県民の方に嫌いな人はいませんので・・・それだけに、愚劣で頑迷な奈良県の態度に対しては、憤りを隠せません。

今回はこちらを、引用しました。

朝日の記事より引用

産科医の当直、時間外支払い命じた一審支持 大阪高裁2010年11月16日

産婦人科医の夜間や休日の当直勤務が労働基準法で定められた「時間外手当」の支給対象になるかが争われた訴訟で、大阪高裁の紙浦健二裁判長は16日、対象になると判断して奈良県に計約1540万円の支払いを命じた一審・奈良地裁判決を支持し、原告・被告双方の控訴を棄却した。

原告は奈良市の同県立奈良病院に勤める産婦人科医の男性2人。各地の病院の産婦人科医の多くも同じ問題を抱えているといい、代理人の藤本卓司弁護士は「高裁レベルで支給対象と認められたのは初めてで、産婦人科医療に影響を与える可能性がある。問題の背景には産婦人科医の絶対的な不足があり、数を増やすための国の対応が求められている」と話している

高裁判決によると、2人は04~05年に210回と213回の当直をこなし、1人は計56時間連続して勤務したケースもあった。これに対し県は「当直は待機時間があり、勤務内容も軽い」として時間外手当の対象外と判断。当直1回につき2万円を支給した

紙浦裁判長は、産婦人科医不足で県立奈良病院には県内外から救急患者が集中的に運ばれ、分娩(ぶんべん)件数の6割以上が当直時間帯だったと指摘。当直勤務について「通常業務そのもので、待機時間も病院側の指揮命令下にあった」と判断した。緊急時に備えて自宅待機する「宅直勤務」は時間外手当の支給対象と認めなかったが、「繁忙な業務実態からすると過重な負担で、適正な手当の支給などが考慮されるべきだ」と述べた

武末文男・同県医療政策部長は判決後に県庁で記者会見し、「判決に従えば夜間や休日の診療が困難になる。国に労働環境改善と救急医療の両立を図れる体制作りを要請したい」と述べ、上告についても検討するとした。県側は2人の提訴後の07年6月以降、県立病院の医師が当直中に治療や手術をした場合、その時間に限って時間外手当を支給する制度を導入している。(平賀拓哉、赤木基宏)

(続いて毎日の記事より引用

産科医割増賃金訴訟:「時間外労働」認定判決 県「直ちに実施、不可能」/奈良

◇産科医師1.5倍必要 国に対策要請へ

県立奈良病院(奈良市)の産婦人科医2人が、夜間や土曜休日の宿日直勤務に対し、割増賃金などの支払いを求めた訴訟の控訴審判決は、昨年4月の1審・奈良地裁判決と同様、勤務を割増賃金の対象となる「時間外労働」と認めた。判決を受けて、県庁で記者会見した武末文男・県医療政策部長は「直ちに(判決内容を)実施することは不可能」とし、国に労働環境の改善と救急医療の継続・維持への対策を要請する意向を明らかにした。【阿部亮介】

現在、同病院には7人の産科医が勤務し、24時間体制で妊婦を受け入れている。県と同病院は今年7月に労使協定を締結。医師の時間外労働は年間1440時間を上限とし、特別な事情があれば協議のうえさらに360時間延長できるとした

判決によると、2人は1カ月平均9回弱の宿日直勤務をしているが、1回2万円の手当が支給されるだけだった。

同病院はこの宿日直手当と時間外労働手当の併給方式を採用。すべて時間外労働とすると、法定労働時間や労使協定の上限を上回り、武末部長は「(昼夜の)交代制勤務が必要になるが、交代制には現在の医師が1・5倍必要。医師を増やすには10年かかる」と説明した。

県は時間外労働の縮減に努めているが、深刻な医師不足の中で改善の見通しは立っていない。武末部長は「24時間365日急患への対応を求める医療法の宿直と、軽微な作業を前提とした労働基準法の宿日直を明確化することを国に求めたい」と話した

(引用ここまで)

今回の控訴審で前回に引き続き敗北を喫した奈良県ですが、「あの奈良県」クオリティは相変わらずといったところでしょうか。何度も書きますが・・・鹿坊主に500万円の値札をつける一方、産科医の残業代はたとえ裁判所で違法と指摘されても(しかも今回で2度目になります)ビタ一文支払おうとしない。1300年祭に100億円使う金はあっても、医師の勤務条件改善に使う金はないといった強弁を続ける彼らに、医師に来てもらい働いてもらう資格があるかどうか・・・きわめて疑問です。

奈良県の厚かましさについては、ここで取り上げた文章から更に重ねて引用してみれば、十分理解していただけると確信しています。

・ 県は「当直は待機時間があり、勤務内容も軽い」として時間外手当の対象外と判断。
・ 医師の時間外労働は年間1440時間を上限とし、特別な事情があれば協議のうえさらに360時間延長できるとした。
・ 武末部長は「24時間365日急患への対応を求める医療法の宿直と、軽微な作業を前提とした労働基準法の宿日直を明確化することを国に求めたい」と話した。

まずひとつめについては、今回の判決によって重ねて否定されています。医師を長時間勤務を前提に拘束しておいて、この言いぐさは厚顔無恥の一言に尽きます。ふたつめですが、過労死の基準となる残業時間は、月80時間です。それをはるかに超過する勤務を医師に強要する協定を結ぶ時点で、奈良県は医師など使い捨てとしか考えていないことの、何よりの証拠です。最後にこの部長ですが、医師を合法的に扱き使えるような法改正を(破廉恥にも!)要求しています。勤務条件の改悪は、患者の受けられる医療の質を確実に低下させます。このような要求を自治体が自ら行うとは、県は住民の生活を重視していないことのひとつの現れです。

これらの文章からもわかる通り、奈良県は医師の待遇改善など全く考えていません。他のところで浪費しているから医療のためにお金が出せなくなっただけのことであり、それは県の責任であっても、医療者の責任になるはずがないのですが。この一件ですが、医療関係者はその発端も含め、十分理解しています。特に「奈良県は自分たち医師を虫けら程度にしか見ていない」点について、今回の件で嫌というほど思い知ったことでしょう。今後、奈良にわざわざ「過労で殺されに」行くような医師は、産科医に限らずいなくなると思います。それは奈良県民の不幸に直結します・・・奈良県関係者は、いい加減おのれの愚劣さを正しく振り返り、自己批判すべきです。

・・・そういえば、奈良県の知事選挙は来年だったと記憶しています。今回も含め、奈良県の態度が頑ななのには、知事の荒井氏にも原因があるとか。この問題について、しっかりとした見識を持った人物に取って代わらせることを、真剣に考えるべきと思います。今はまだ「奈良県」の愚劣さだけを問題にすれば足りるでしょうが、もし間違いがあってこの知事が再選されることがあれば、再選させた奈良県民の選択が医療者の側から厳しく問われることになります。そのようなことは、絶対に・・・絶対にあってはなりません。
スポンサーサイト
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2017/07 >>
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -


余白 Copyright © 2005 月の光に照らされて. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。