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(奈良県の医療事情)医師を大切にしない地域は、いずれ立ち枯れる
2010-09-02-Thu  CATEGORY: 医療崩壊
まずおことわり・・・奈良県民の皆さんをどうのこうの申し上げるつもりは、まったくありません。ただし「奈良県」に対しては別です。医師を大切にしない地域は、いずれ医師に見捨てられるのです。そんな非浪漫的な結末を迎えたくなければ、関係者は皆しっかり反省して、行いを正すべきと考えます。

まず基本的なおはなし・・・奈良県といえば、何度も書きましたが「あの奈良県」です。

去年4月23日のエントリー

医師の当直に関する残業代を出し渋り、かと思えば遷都1300年祭とやらに100億円、そしてあの鹿坊主のイラスト料には500万円・・・地域のために、本当に出すべきお金を出さない奈良県関係者の見識のなさには呆れるばかりです。しかも、同じような問題をまた抱えてしまっています・・・学習能力のなさに、つい笑いたくなるといえば皮肉が過ぎるでしょうか。

8月26日読売の記事より

過労死の研修医「補償に時間外労働も」判決

奈良県立三室病院(奈良県三郷(さんごう)町)で2004年に過労死した内科の男性研修医(当時26歳)の遺族(同県宇陀市)が、公務災害で支給される遺族補償一時金などの算定に時間外労働を含めないのは不当として、地方公務員災害補償基金を相手に支給決定の取り消しを求めた訴訟の判決が26日、奈良地裁であった。

一谷好文裁判長は「院内にいた時間から一定の時間外労働が存在したのは明らか」として、同基金に取り消しを命じた。

一谷裁判長は時間外労働について、「勤務報告が存在せず、具体的な特定は困難だが、休憩も満足に取れず、休日呼び出しも多く、多忙を極めていた。正規の勤務時間内の処理では困難な業務を担当していた」と指摘。「在院時間を前提に合理的な時間外労働を算定し、未払い手当を考慮するべきだ」とした。

同基金は、判決が確定すれば、時間外労働手当を算定して支給額を決定し直すことになる。

(引用ここまで)

病院で医師を過労死に追いやり、更に遺族補償一時金の算定に際してすらお金を出し惜しむ・・・こういうニュースが流れれば、医師の先生方は「金輪際、こんな地域には行かない!」と決心してしまいます。今は高度な情報化社会、悪い知らせほど相手は情報を探り当て、地域全体を忌み嫌うようになります。その恐ろしさを、奈良県の関係者はまるで理解していないように感じます。今いらっしゃる先生方が何らかの形で(離反されるか、過労で殺されるか)いなくなれば、もう誰も守ってくれなくなるのですが。

今日は、さらにもう一つ引用します。

8月27日毎日の記事より

県立3病院の時間外労働:労使協定を締結 法規定大幅超過、労基署が縮減指導/奈良

上限1300~1440時間

県立3病院が労使協定を結ばずに医師らに時間外労働をさせていた問題で、病院側が7月末までに労使協定を締結した。ただ、医師の時間外労働の上限が1300~1440時間という内容で、近畿の府県立病院と比べても突出している。労働基準法の違反状態は解消されたものの、同法が定める上限を大幅に超えており、労働基準監督署は縮減を求めている。背景には、医師不足などによる過酷な勤務実態があり、改善の見通しは立っていない。【阿部亮介】

奈良労働監督署などは今年5月、労使協定を結ばずに医師や看護師に時間外・休日労働をさせていたとして、県立奈良病院(奈良市)、県立五條病院(五條市)と運営する県を労働基準法違反容疑で奈良地検に書類送検した。同様に協定を締結していなかった県立三室病院(三郷町)を含め、3病院は7月末までに労使協定を締結し、労基署に届け出た。

協定では、医師の年間の時間外労働は、奈良が1440時間▽三室が1440時間▽五條が1300時間を上限とし、「特別な事情」があれば協議のうえさらに360~460時間延長できる。

労基法は、時間外労働の上限を年間360時間としているが、労使双方が合意すればこれを超えて上限を決められる。3病院は、救急医らの勤務実態に基づいて上限を決めたという。しかし、「過労死ライン」とされる月の超過勤務80時間を超えており、労基署に届け出た際に縮減するよう指導を受けた。県立病院の担当者は「医師の確保など、縮減できるよう努力したい」と話す。

毎日新聞が近畿の府県立病院と府県庁所在地の市立病院に聞いたところ、労使協定で医師の時間外労働の上限は年間360~800時間だった。ただ、360時間とした病院の担当者は「実際には協定内容を順守できていない」としている。

(引用終了)

引用した文章にもある通り、過労死の一種の基準は「月80時間」です。単純に1440を12で割れば120時間となります・・・要するに奈良県は「医師は死ぬまで働け」と言っているに等しいです。しかも更に、特別な事情を言い訳にもっと扱き使うというのだから、これを厚顔無恥と言わなければ、何と言えばいいものでしょうか。更にもう一つ・・・残業であれば、当然残業代は出さなければなりません。しきりにお金を出し惜しむ奈良県が、果たして法令通りにきちんと残業代を支払うものか・・・この点については、しっかり監視する必要があるかと思います。

このお話については、こちらの日記が詳しいので、よければご一読を。

Yosyan先生の日記

こんな状態で医師に来てもらおうというのだから、果たして奈良県の関係者は、まともな頭がついているのか疑問です。医師が来ない理由は、ズバリ医師への扱いが、あまりにも悪すぎるから。残業代も出さず、死ぬまで働かせようとするし、死ねば死んだで弔慰金すら出し渋る。奈良県は、以上すべてを総合すれば、明らか過ぎるほどに「医師など来なくても、大いに結構!」と公言してしまっています。そうした姿勢が続くうちは、奈良県の医療事情も決して改善されませんし、それは県民皆の不幸に直結します。心ある奈良県民の皆様におかれましては、こうした事情も考慮されましたうえで、各種選挙に臨んでいただければと思う次第です。

医師は、全国どこをとっても不足しています。医師に来てほしければ、それ以前に残ってほしければ・・・相応の待遇が必要です。それができない地域から、どんどんいなくなるのは自然の流れです。行政がそれを理解していないというのは、まこと地域にとって不幸です。
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