QMA、その他ゲーム以外のことも、つれづれなるままに書いていこうと思います。どんな文章になることでしょうか。
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(バカとサンマと医療費)なにが「水平線」だ!
2009-12-17-Thu  CATEGORY: 医療崩壊
こういうネタが多すぎるのは考え物です。メディアの不見識は今に始まったことではありませんが、もう少しましな文章を期待しても、彼らに対しては無駄なのかもしれませんねぇ・・・

今回は、こちらから引用します。

東京新聞15日付記事

<水平線>サンマと医療費

2009年12月15日

「サンマが特売で六十円だって。しかも新鮮」と、近くのスーパーで買い物した妻が驚きました。

八月の異動で千葉支局に赴任し、千葉市に住み始めて四カ月余り。その前は東京都江東区に住んでいましたが、サンマは特売でも百円しました。

千葉に来て、小学生の長男を耳鼻科で診てもらいました。初診料と薬代で自己負担は約三千円。江東区では中学卒業まで医療費の自己負担はありません。

計算してみました。千葉市で特売サンマ五尾を買い、子どもを診察してもらうお金(計三千三百円)で、江東区では特売サンマ三十三尾を買うことができ、子どもを診察してもらえます。「そんなに食べないでしょ」と、妻には無意味な計算だと笑われました。

確かに三十三尾も食べられませんが、長引く不況の影響でしょう。個人の格差だけでなく、自治体のサービスにも格差が広がっている気がします。サンマの値段以上に、子どもの医療費でこの差は腑(ふ)に落ちません。国が現状を改善するべきだと思います。(森川清志)

(引用ここまで)

元来、医療費は高くて当たり前でした。「薬九層倍」といえば判っていただけるでしょうか・・・昔は一部の技術者が提供するサービスであるが故に、高くなっていたと思います。今は技術も進みましたし、また社会保険の充実が貧者が医療から疎外される事態を防いでくれています。その恩恵があるからこそ、たったの三千円で診てもらえるといった考え方は、どうもこの記者には出来ないようです。恵まれた世の中にあって、その恵まれっぷりに狎れるとこういう文章になってしまうわけです。
世の中、ただということは原則としてありません。何度も書いたことですが、これは桃鉄の貧乏神ですら口癖にするくらい単純明快な事実なのです。実際はこの国全体で、GDPのわずか8%しか医療に金が使われておらず、それがために医師は過労死と直面することを余儀なくされ、医療機関の倒産が相次いでいるわけですが。他国で同じ診療をしてもらおうとすれば、もっと高いことが一般的なのですが・・・そういうことは、全く知らないのでしょうねぇ。

もうひとつ問題点を挙げるなら、医療費の無料化はモラルハザードを生み出しています。不要不急の診療行為をわざわざ夜間に求める親が多くなって、医療機関は疲労困憊することしきりとも聞き及びます。医師と医療は限りある資源、だから大切にしなければならないという考えに基づけば、絶対に出来ない受診行為なのですが。

最近特に流行っているもののひとつに「医療費は高すぎる、もっと下げろ!」キャンペーンがあります。特に守銭奴の財務省や財界が旗振り役となり、メディアが一枚噛むことにより成り立っています。自分たちの負担を嫌がる政府や財界がその金と権力でメディアを動かし、根本的にスポンサーに対して弱いメディアはその通りに反医療キャンペーンを繰り返す。ちょうど「開業医は儲けすぎだ、勤務医に回せ!」と皆が喚き散らしていますが、それもこうした策動の一環でしかありません。本当は医療費そのものが、絶望的なまでに不足している・・・その現実を、だれも問題にしない(というよりは「したくない!」)。
そうした偽善と欺瞞をろくに考えもせず受け入れ、一緒になって反医療キャンペーンを推し進めている一般大衆のレベルについても、考える必要はあるのですが。こうした安っぽいお芝居がいつまでも成り立ってしまうのは、その程度のレベルの観客が、それを許容しているからでもあります。その証拠に先ほどの「事業仕分け」について、他の事業(たとえば科学技術関連)とは違って、医療分野でまともな反論を行う一般大衆をまるで見かけませんし。医療問題に関する意識と見識は、未だ絶望的な水準にあるのだと思わされる出来事でした。

確かに政治は劣悪です。しかしその劣悪さはどこから来るのか・・・医療に金はかけたくない、という国民ばかりの国で、まとも以上の医療など実現不可能です。果たして皆、そこまでわかってものを言っているのか。少なくともこの記者殿は、そうした理解とは程遠いところにあるのでしょう。

以下、面白いデータを転記致します。
◆09年 新聞社 冬季賞与 妥結額

  年齢    要求額       回答額       前年比
・ 朝日 41 134万5817円 116万5722円 48万6388円減
・ 毎日 35 100万円      45万39円   27万8263円減
・ 読売 30  99万7238円  60万4116円 51万1513円減
・ 日経 30  97万979円   93万3575円  29万770円減
・ 共同 39 143万9700円 111万8000円  8万8000円減
・ 時事 30  85万9930円  62万5467円  4万2208円減
・ 東京 40 178万9409円 120万5773円  9万5177円減
・ 道新 40 130万5000円 112万3000円 17万9000円減
・ 山陽 35 165万円     116万円          3万円減
・ 愛媛 35 125万円     112万8982円 16万9228円減
・ 高知 36 120万円     113万6786円  6万4476円減
・ 琉球 41  94万8688円  68万5757円   1万454円減
・ 沖縄 38  83万532円   72万4005円    3533円減

この程度の文章で、この賞与の額・・・皆の血管がブチ切れて、失血死しなければいいのですが。
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ある友人の言
コメントみるく | URL | 2009-12-24-Thu 01:53 [EDIT]
「水道トラブル5000円、トイレのトラブル8000円。
おまいの体のトラブル2700円の3割。
トイレより安い値段では有り難みもないよな。」

と友人が昔言っておりました。

医療ってコンビニくらいの対価を払う価値しかないってことなんでしょうね。
自分は金払わないけど、子供は治せと言われましても…あなたの子供の価値って、トイレのトラブル以下なんですか?
その給与、どこに消えているのやら…
お返事します
コメント鴛泊愁 | URL | 2009-12-25-Fri 18:18 [EDIT]
< みるく様 >

よく聞く皮肉ですね。自分も知っています。

必要だとうそぶいているものの対価がここまで安い、というのは「必要ではないのだ!」と公言しているに等しいのですが。デフレ時代の悪い癖、みんな安ければ無条件に良いものだと考えてしまっています。買い叩く者の末路は買い叩かれる自分自身、です。だから自分の給与も、良くならない・・・

果たして、皆がそれに気づくのは、いつの日になることか。これも、ひとつの問いだと思っています。
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