表題ですが、そのように思いますが、遅すぎたとも思います。何かあるたび一定の集団を痛罵して、それが正義だと倒錯してきたことの報いは、皆が受けることになるでしょう。
今回はこちらからです。
(引用開始)
民事訴訟報道で倫理違反、「朝ズバッ!」に勧告
10月30日19時56分配信 読売新聞
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会(堀野紀委員長)は30日、TBSテレビが昨年2月13日に放送した情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の内容に、「重大な放送倫理違反があった」として、再発防止策を講じるよう勧告した。
問題となったのは、1999年に都内の保育園児が綿あめの割りばしをのどに突き刺して死亡した事故で、治療した医師の責任の有無を巡る民事訴訟判決に対する報道。遺族側の請求を棄却した判決を「民事でも無念の涙」と紹介し、医師の個人名を伏せた上で、司会のみのさんとコメンテーターが「この程度の医療水準でもいいのか」「脳に損傷はないのか、素人でも考える(のに処置できなかった)」などと論評。
これに対し、医師が「名誉棄損に当たる」などと訴え、謝罪放送などを求めてBPOに審理を申し立てていた。
決定では、番組での発言について、「判決内容の正確な認識を欠き、医師の社会的評価を低下させた」と指摘した。一方、謝罪放送の要求については、「論評の域を逸脱せず、(医師に対する)人身攻撃とは認められない」として退けた。
TBSテレビ広報部は、「勧告内容を真摯(しんし)に受け止め、今後の番組作りに生かしたい」とコメントしている。
(ここまで)
この事件については、以前こちらでもコメントしています。
4月17日のエントリーより
メディアの問題点(特に新聞や放送局の問題点)は、まともな確認もしないで好き勝手な文章や電波を飛ばす点にあります。その理由は、まず一日という期限で情報をまとめて発信しなければならないという時間制限の存在。そしてそれを言い訳に、まるで勉強しようとしない甘えです。職業的専門家が(医師に限らず)メディアを遠ざける傾向があるとすれば、それは本職ゆえに理解できる分野の深みをまるで尊重せず、素人の見識を押しつけようとする点にあるのでしょう。
今回の一件で少しはお咎めを受け、おとなしくなるとは思いますが、もうすでに災いの種はあちこちにばら撒かれてしまっているのも現実です。こうしたヨタ記事は一時的に関係者の溜飲を下ろすことにはなるのでしょうが、その結果はとてつもなく無残です。医師たちは既に、何かあるたび自分たちを被告席に無理やり立たせようとする社会全体のありように、深く絶望しています。この事例は小児の救急を積極的にやりたいというスタッフの数を劇的に減らしてしまいました。今後、同じような事例があったとして、誰も助けてもらえなくなる可能性が、とても高いのです。
冒頭でも書きましたが、何かあるたび一定の集団を卑下して自分たちの心を満たそうとするのは、人間的に見て醜悪なだけでなく、時に皆の不幸に直結します。今回取り上げたTBSには大いに問題がありますが、なにも彼らだけの問題ではありません。この件についてTBSだけを悪し様に罵れるほどまともなメディアがどれだけいるのかは疑問ですし、患者側の人間の中にこのことを正しく理解して判断できるほどの見識がある者は、未だ極少であると考えざるを得ません。
その限りにおいて、医療崩壊という流れが変わることはないかと思います。もし処方箋があるとすれば、それはまず現場の過酷さを理解することにあります。特に「仲間の一定数を過労で失うほどの」仕事を強いられ、にもかかわらず感謝されることの少なくなった現状に対する絶望感を、理解していただければと思う次第です。
まあ、最近は人の気も知らずに好き勝手に他人を悪く言うお遊びが、どこかしこで流行っているように感じるのですが。人の心の歪みこそ、社会の歪みの最たる原因だという考えは、多分正しいのかもしれません。果たして皆さんが、その類型に当てはまらない高潔な人たちかどうか・・・自問自答は必要かと思います。
今回はこちらからです。
(引用開始)
民事訴訟報道で倫理違反、「朝ズバッ!」に勧告
10月30日19時56分配信 読売新聞
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会(堀野紀委員長)は30日、TBSテレビが昨年2月13日に放送した情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の内容に、「重大な放送倫理違反があった」として、再発防止策を講じるよう勧告した。
問題となったのは、1999年に都内の保育園児が綿あめの割りばしをのどに突き刺して死亡した事故で、治療した医師の責任の有無を巡る民事訴訟判決に対する報道。遺族側の請求を棄却した判決を「民事でも無念の涙」と紹介し、医師の個人名を伏せた上で、司会のみのさんとコメンテーターが「この程度の医療水準でもいいのか」「脳に損傷はないのか、素人でも考える(のに処置できなかった)」などと論評。
これに対し、医師が「名誉棄損に当たる」などと訴え、謝罪放送などを求めてBPOに審理を申し立てていた。
決定では、番組での発言について、「判決内容の正確な認識を欠き、医師の社会的評価を低下させた」と指摘した。一方、謝罪放送の要求については、「論評の域を逸脱せず、(医師に対する)人身攻撃とは認められない」として退けた。
TBSテレビ広報部は、「勧告内容を真摯(しんし)に受け止め、今後の番組作りに生かしたい」とコメントしている。
(ここまで)
この事件については、以前こちらでもコメントしています。
4月17日のエントリーより
メディアの問題点(特に新聞や放送局の問題点)は、まともな確認もしないで好き勝手な文章や電波を飛ばす点にあります。その理由は、まず一日という期限で情報をまとめて発信しなければならないという時間制限の存在。そしてそれを言い訳に、まるで勉強しようとしない甘えです。職業的専門家が(医師に限らず)メディアを遠ざける傾向があるとすれば、それは本職ゆえに理解できる分野の深みをまるで尊重せず、素人の見識を押しつけようとする点にあるのでしょう。
今回の一件で少しはお咎めを受け、おとなしくなるとは思いますが、もうすでに災いの種はあちこちにばら撒かれてしまっているのも現実です。こうしたヨタ記事は一時的に関係者の溜飲を下ろすことにはなるのでしょうが、その結果はとてつもなく無残です。医師たちは既に、何かあるたび自分たちを被告席に無理やり立たせようとする社会全体のありように、深く絶望しています。この事例は小児の救急を積極的にやりたいというスタッフの数を劇的に減らしてしまいました。今後、同じような事例があったとして、誰も助けてもらえなくなる可能性が、とても高いのです。
冒頭でも書きましたが、何かあるたび一定の集団を卑下して自分たちの心を満たそうとするのは、人間的に見て醜悪なだけでなく、時に皆の不幸に直結します。今回取り上げたTBSには大いに問題がありますが、なにも彼らだけの問題ではありません。この件についてTBSだけを悪し様に罵れるほどまともなメディアがどれだけいるのかは疑問ですし、患者側の人間の中にこのことを正しく理解して判断できるほどの見識がある者は、未だ極少であると考えざるを得ません。
その限りにおいて、医療崩壊という流れが変わることはないかと思います。もし処方箋があるとすれば、それはまず現場の過酷さを理解することにあります。特に「仲間の一定数を過労で失うほどの」仕事を強いられ、にもかかわらず感謝されることの少なくなった現状に対する絶望感を、理解していただければと思う次第です。
まあ、最近は人の気も知らずに好き勝手に他人を悪く言うお遊びが、どこかしこで流行っているように感じるのですが。人の心の歪みこそ、社会の歪みの最たる原因だという考えは、多分正しいのかもしれません。果たして皆さんが、その類型に当てはまらない高潔な人たちかどうか・・・自問自答は必要かと思います。
いっぽんばし 医師という肩書きを持った最低な人間
http://ipponbashi.blog23.fc2.com/blog-entry-47.html
↑
こういうのがいるから、医療崩壊が止まらないんですよね…。
マスコミの医療破壊は大成功ですね。
http://ipponbashi.blog23.fc2.com/blog-entry-47.html
↑
こういうのがいるから、医療崩壊が止まらないんですよね…。
マスコミの医療破壊は大成功ですね。
< 都筑てんが様 >
メディアがばら撒いた禍の種が、どれだけ広くばら撒かれたかというのがよくわかる内容でした。むしろ逆かも・・・皆が内心同じように思っているからこそ、あの放送内容が成立してしまう。
そのように考えると、皆の心の貧しさがもたらした結果なのかもしれません。自分たちが医師と医療に対してどれだけのことをしなければならないか、考えなくなった時点で患者としての腐敗と堕落が始まっている・・・悪質な患者の問題も含め、思い起こすべきことは多いです。
たかだか御法川氏の問題だけではない・・・寒い時代になったものです。
メディアがばら撒いた禍の種が、どれだけ広くばら撒かれたかというのがよくわかる内容でした。むしろ逆かも・・・皆が内心同じように思っているからこそ、あの放送内容が成立してしまう。
そのように考えると、皆の心の貧しさがもたらした結果なのかもしれません。自分たちが医師と医療に対してどれだけのことをしなければならないか、考えなくなった時点で患者としての腐敗と堕落が始まっている・・・悪質な患者の問題も含め、思い起こすべきことは多いです。
たかだか御法川氏の問題だけではない・・・寒い時代になったものです。
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