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福島、失敗の理由
2009-07-29-Wed  CATEGORY: 医療崩壊
こんなニュースがあったので、こちらでもコメントします。どうしてこうなってしまったか、しっかり正しい答えに基づいて行動しないと、いつまでたっても事態は収拾しません。これは、そういう問題です。

では、早速引用します。

引用開始

周産期死亡者3年連続で増加/県調査

2009年07月25日 10時10分配信

昨年1年間の県内の周産期死亡者数は前年より12人多い90人で、3年連続で増加した。

出産千人に対する死亡者数を示す周産期死亡率は前年比0・8ポイント増の5・3となり、全国順位は前年より14位下がってワースト5位となった。

県が24日発表した人口動態統計月報年計(概数)で分かった。

周産期死亡者数は、妊娠満22週以後に死産した胎児数と生後1週間未満に死亡した新生児数の合計。

17年に初めて100人を切り69人となったが、18年は七71人、19年は78人となっていた。

県は改善のためには周産期医療の拠点病院で勤務する産科、小児科の医師数の増員が必要とみている。

医師確保策を引き続き推進している

人口動態統計月報年計ではこのほか、生後1年未満の乳児死亡者数が、前年より1人増え45人となったことが示された。

生後4週未満の新生児死亡者数は、前年より1人多い20人だった。

(引用ここまで)

なお、このエントリーは、こちらの先生方の日記も参照しています。この場で恐縮ではありますが、深くお礼申し上げます。

うろうろ先生の日記

skyteam先生の日記

さてコメントです。福島と言えば、あの福島です。何があったか、医療関係者とレジデント、更には医学部生までもよく知っている「大野病院事件」の福島です。罪なくして、結果のみを理由に医師を逮捕拘束し、起訴までして人生を嫌と言うほど踏みにじったのは福島の警察です。あまつさえ、その不当逮捕に対して顕彰までして自己正当化を続けたのが福島の警察のありようです。何かあったら医師を手錠で脅迫するような地域に、誰が好んで来てくれるものか。
問題があったのは警察だけではありません。知事はこの一件について、被害に遭った先生に対して、一言の謝罪もしませんでした。議会もこの不当逮捕に対して何らの抗議を行わなかった。行政はこの先生の蒙った経済的損失を穴埋めしなかった。そして福島県民は、この先生を救済するために署名活動ひとつ行わなかった。自分たちの地域に医師がいなくなれば「医師をよこせ」と署名するくせに。これだけ不利な証拠が揃ってしまっているのだから、先生方に来てもらうのは絶望的と言っていいでしょう。

しかも太字で強調したように「確保策を推進」・・・これは医師たちを死ぬまで酷使することはあっても、地域の一員として暖かく迎え入れようという気持ちは持っていないという意思表示に見えます。であればやはり、福島は医師が「来ないほうがいい」地域なのです。それが変わらない限り、誰にも助けてもらえないし、結果として数字がどんどん悪くなっていく。

果たして、いつになったらその当たり前の結論を、当たり前に受け入れるようになるか。これは、そういう問題だと最後に付け加えておきます。
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コメント

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コメントエキュルイュ | URL | 2009-07-29-Wed 22:09 [EDIT]
セレネ様

日本の医療は崩壊していると言われますが、無理難題を突きつけたり、医療訴訟が増えている現実からは逃れられない道だと思います。

私がフランスに住んでいた当時、ヨーロッパでも近年医師を志望する学生が減少しており、これからの医師の確保が問題になっている。背景には医療訴訟の増加が問題になっている、ということを聞いたことがあります。日本とまったく同じことが起きているのです。先進国共通の病理かもしれません。
合計特殊出生率が2.0人を超える、先進国の中では突出して子供の多いフランスでさえ、2050年頃には3人に一人は65歳以上であると推測されています。高齢者は医療に頼ることの多い世代であれば、今後ますます医療への依存は大きくなることは想像に難くありません。フランスでさえこれで、日本はこれからどうなるのでしょうか?

誰かが泥をかぶって、平均的医療の質の低下を覚悟してでも大鉈を振るう必要がある。私はたとえば後期高齢者医療制度は悪だとは思っていません。仕方の無いことだと思っています。ところがそれが圧力によって曲げさせられた。
同時に国民は財政健全化できないと政府与党を攻撃する...医療の問題それは与党の政策が間違いだからとか、野党の新しい政策が求められるとか、そういうことではなく、日本国民の総意が問題だと考えています。
お返事いたします
コメントセレネ | URL | 2009-07-30-Thu 20:38 [EDIT]
< エキュルイュ様 >

コメントありがとうございます。

最後の段落ですが、全くその通りです。自分もだと思いますが、どの既成勢力に対しても信を置いていない者としては、誰が勝とうがどうだっていい。それ以前に皆がこの問題について、どこまで真剣に考えてきたのかはしっかり問うべきと考えます。

後期高齢者医療制度については、なるほどそういう考えもあるかというものはあります。たとえば、高齢者の側が「自分たちはそこまでしてもらわなくてもかまわない」という意思表示で賛成する、とか。でもこれは本物の「楢山節考」の世界になってしまいますし。残念ながら、そこまでの考えなしに自分たちは負担したくないから高齢者切り捨てに賛同する輩もいますし。

確かに、皆の精神態度と行動規範について、問われるべきではあります。
コメント通りすがり | URL | 2009-08-02-Sun 02:51 [EDIT]
マスコミの医療への報道のスタンスは
医療の現状が変わってるにも関わらず
武見時代から一向に成長してないように思うのは偏見でしょうか。

何度も語られてる医師不足については
ある程度方策が講じられてるようですが、
すべての医師不足で生じる問題を病院の勤務医だけで
解決させようとしてるように見えるのが少し気になります。
たとえば岐阜では周辺の医師会と連携して
勤務医が持ち回りで入る夜間小児救急体制を運営してますが、
待遇面も含めた医療環境の整備と並行して
そうした勤務医・医師会の垣根を超えた試みが
いろいろあってもいいかもしれません。

もっとも夜間小児救急はあれはあれでいろいろ大変らしいですが。
お返事、その2です
コメントセレネ | URL | 2009-08-03-Mon 20:24 [EDIT]
< 通りすがりのコメンテーター様 >

岐阜の件は難しいかもしれません。岐阜の待遇があまりいいという話も聞きませんし。ドクターバンクも覗きましたがあまり真面目に募集していないように感じました。そういえば、関係ないにもかかわらず公務員の不祥事で医師まで減給になったとか。そういう地域だけに、行政はあまりこの問題を重視していないようにも見えます。

実数が不足しているのであれば、開業医を抱きこんでも難しいと思います。また開業医が、勤務医の提供する医療の質と同水準まで頑張れるかどうかも疑問です。やはり、医師は絶対数が不足しているように思います。
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