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東京に、オリンピックの資格があるのか?
2009-04-20-Mon  CATEGORY: 医療崩壊
表題ですが、そのように考えざるを得ません。必要なものに対価を出し惜しむ行政が、虚栄心のためにたかだか十数日の乱痴気騒ぎを招聘することに、ただただ無邪気に熱狂してみせる様は滑稽ですらあります。

まずは、こちらから。

引用開始

東京五輪へ周到アピール IOC視察、知事は手ごたえ

2009年4月18日 1時44分
  
16年夏季五輪に立候補した東京都を訪れている国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会が17日、競技会場予定地などを視察した。シカゴ(米)、リオデジャネイロ(ブラジル)、マドリード(スペイン)との争いの中、首都を駆け足で巡った評価委員の目に、東京のプランは魅力的に映ったのか。

朝8時半、都内のホテルを出発した評価委員13人は、環境に配慮したハイブリッドバスに乗って約30カ所を回った。現在の東京の街に五輪施設を加えた千分の一の模型を披露したり、64年東京五輪のメーン会場だった国立競技場の聖火台に火をともしたりして演出。マラソンの高橋尚子さん、レスリングの浜口京子選手ら五輪メダリストが出迎え、歓待ムードを高めた。

天気予報に反し、雨は夕方近くまで落ちてこなかった。「天も味方してくれた」。東京招致委の幹部は胸をなで下ろした。雨だと、道路は渋滞しがち。競技会場の大半を半径8キロ圏に収め、「世界一」と東京がアピールするコンパクトさも、評価委のバスがスムーズに移動できなければ好印象につながらない。

都などは視察に備え、日程が決まった今年1月以降、金曜日の同じ時間帯に試走を繰り返し、混雑個所を調べあげた。ルート周辺の道路工事も評価委滞在中はやめるように道路管理者らに要請した。

背景には大阪の苦い教訓がある。08年夏季五輪に立候補しながら惨敗した要因の一つは交通渋滞だった。視察中に渋滞に巻き込まれた評価委のリポートで「いくつかの会場は想定した所要時間での到着が難しい」と指摘された。

17日は都職員らが約30分前に評価委に先行してルートを車で走り、混雑状況を調査。事故渋滞などに備え、代替ルートにも車を走らせた。

評価委がホテルに戻ったのは予定通りの午後5時半。夜の会見で、招致委の河野一郎事務総長は「定時運行出来たのが一番のハイライト」。石原慎太郎都知事は「江戸っ子のホスピタリティー(もてなしの心)、日本人が持つ独特の親和感を評価委員に感じてもらえた」と総括した。

東京は今回、五輪招致を手伝った経験がある外国人コンサルタント10人以上と契約。強調されたのは「IOCを第一に考えろ」だった。委員を手厚くもてなすため、経歴や家族構成、趣味、誕生日なども事前に調べた

(引用ここまで)

引用先のジオラマですが、一説には5億円かかっているというお話です。よくもこれだけの浪費が、たかだかオリンピックのために出来たものだと感心してしまいます。招致活動に100億円以上使うつもりがあるようですし、財政の厳しい東京都が許されるほどの贅沢とも思えませんが。

その一方で、東京都は医療危機が叫ばれる今にあっても、必要な経費を出し惜しみ続けています。その有様については、間接的にですがこちらでもコメントしました。

3月29日のエントリー

3月27日のエントリー

東京都は基本的に、医師の勤務条件の改善など、考えるつもりさえありません。ここで挙げたのは都が病院に不正を唆している有様ですが、都立病院における待遇の劣悪さは、既にその筋では有名な話になっていますたとえばこんな風に)。待遇を改善すること抜きに、医療問題の解決などありえません。しかし東京都はそれ以前に、エントリーでも挙げたような労基法違反を平然と繰り返しています。日夜仕事に追われている先生方に礼を尽くすよりも、赤の他人のご機嫌取りの方が重要だという判断をする東京都の感性には、反吐が出てくる思いです

面白くないのは、こうした行政の怠慢について、誰も批判を口にしないことです。もともとオリンピック招致は、一種の利権漁りという批判がありましたが。今回問題にした、医師への残業代未払いの件でも東京都は激しい批判を受けるべき立場のはず。しかし誰も、東京都が無駄遣いに狂奔している現状を問題にすらしない。メディアが金や権力を持っている輩の犬であることは十分に知っているつもりですが、このことで不利益を受けているはずの東京都民の批判がまるで聞こえてこない点については、不審なものを感じざるを得ません。

東京都は上で引用したエントリーの通り、医療に金を使うつもりは全くありません。医療に限らず、オリンピック招致のあおりを受けて経費を削減された事業は相当多いと考えられます。冒頭でも書きましたが、たかだか十数日の乱痴気騒ぎがこうした事業よりよほど大切というのは、正気の沙汰とは思えません。ましてや、東京都の財政はかなり苦しかったはず。誤った意思決定を続けている知事及び都の関係者は、その罪をその地位を以て贖う必要があるのですが。

むしろ、東京都民が「贖わせる」必要があったのですが。何度も繰り返しますが、東京都の責任者は知事も含め、住民の健康のためにはビタ一文だって払うつもりがありません。かくの如き無責任な行政を続けさせるのであれば、そのツケは住民が自ら医療難民となることによって払う羽目になります。先生方は都立病院の待遇が劣悪であることを、自分たちの勤労の価値がオリンピックの招致よりも低く見積もられていることも含め、十分すぎるほど理解しています。果たして、先生方がいつまで都立病院などに踏み止まってくれるものか。そしてそれ以上に、新しく医師になる方々が、わざわざこんな病院を勤務先として選んでくれるものなのか

そうしたことを、皆有権者として、しっかり考える必要があります。今回のことも含め、東京都に医療問題を解決する能力は無きに等しいことが明らかなわけですが・・・では東京都民はどうなのか。それが、今後はより厳しく問われることになります。都民が東京都と同様、誤った選択をするのであれば(つまり、医師の待遇改善にビタ一文払わなくてもかまわないという選択をするのであれば)、オリンピックの前に東京崩壊です。それもよく考慮に入れて、少しでも未来につながる選択をしてほしいと思います。

最後にもう一言・・・利権漁りの「祭り」にはひたすら浪費を続け、医療に限らず住民へのサービスを惜しむような自治体はいりません。そんな首長も、それを支持する議員も、やはり不要です。政治が悪いのは、結局のところその程度の住民しかいないから・・・それは、絶対に、絶対です
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コメント

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オリンピック
コメントサフィア | URL | 2009-04-24-Fri 01:51 [EDIT]
確かにオリンピックを行えば、後世に記録が残り、その期間は熱狂的なまでの盛り上がりを見せることでしょう。

しかし、それも、十数日間が終われば、何事もなかったかのように終わります。
それに対し、医療問題は今もこれからも我々を直接的に付きまとう問題です。

オリンピック本大会ではなく、オリンピックを誘うだけで、数百億円以上。
ジオラマだけで五億円とは、驚きます。

この論法でいくと、東京都にとっては、医療関係に従事している人々よりジオラマの方が何倍も価値があるということになりますね。

東京都には、考え直してもらいたいところです。
お返事です~
コメントセレネ | URL | 2009-04-24-Fri 19:06 [EDIT]
< サフィア様 >

ついでに言うと、あのテのイベントは地元にとって多大な財政的負担になります。招致に成功したとしても各種コストで赤字、失敗したなら招致を当て込んで作った箱物のコストでやっぱり赤字。大阪も福岡も、赤字だらけで苦境に喘いでいることを知っている身としては、東京都がこの後追いをするつもりでいることについて、思うところがあります。
ゆえに「考え直させる」必要があるのです。それは、有権者がまとも以上の見識を持つようになって、はじめて可能となります。あとになって赤字で責任問題になってからでは、遅いと思います。まあ、本当にそうなったとしてもあの老人はもう責任ある地位からは外れていると思いますが。この点について、実に不快なものです。
このタイミングでは遅い気もしましたが。
コメントハガキ | URL | 2009-04-30-Thu 19:56 [EDIT]
まず、先週の大会お疲れ様です。

次にオリンピックの誘致のことですが、他のまつりごとがうまくいかないから派手に見えることを行って目を向けてもらうように仕向けているように見えます。
世界都市博の話が出たときにも、無駄が多いとのことで当時の青山都知事が中止にしたいきさつがあるのに、また同じことを繰り返すのかというように感じました。(このときは関心が集まったことで、フジテレビ等思わぬおまけもついたのですが、今回もそうなるとは限りません)
オリンピック自体はそれだけで経済効果はあるでしょうが、長野オリンピックの時にはそのために作った施設による赤字が残った結果となりました。(記事自体が古くて申し訳ないです。http://www.jca.apc.org/unicefclub/unitopia/1998/olympic.htm)
野球のWBCのときみたいに、アメリカ系企業が利益を吸い上げる結果になるだけという気がします。(前回同様、WBCときは相当額の経費を日本が負担し、売上の3分の2をアメリカが持っていく契約になっていたようですので、他の国はやる気がなかっただけという気がします)

医療福祉に限らず、雇用問題、教育問題等、地方行政がやるべきことは他にあるはずなのになんだかなあと思いました。医療だけでなく、教育分野も疲弊が進んでいて、法人の努力だけでは苦しく笑いごとでない現実があるだけに。

いろいろあってこの手のテーマの記事が書きにくいだけに、ここまではっきり書けるのはうらやましいと思います。
再びのお返事です
コメントセレネ | URL | 2009-04-30-Thu 20:45 [EDIT]
< ハガキ様 >

先日はお疲れ様でした。

基本的に、政治や行政の本分は、日常にあります。大切な日常を守るために、つまりこの場合は医療を守るために、対価を惜しむべきではありませんでしたが。それがわかっていない時点で、あの知事は失格です。
この件については、東京都民の皆さんがしっかり考えて行動する必要があるでしょう。上のお返事でも書きましたが、赤字と箱物を地域に押し付けるだけの乱痴気騒ぎには、賛成できる理由を見つけるほうが難しいのですが。この時点で反対の声ひとつあがっていないところを見ると、あまり期待できないのかもしれません(反対の意見が提灯持ちのメディアに黙殺されているかもしれないので、断言はしませんが)。
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