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そして、誰もいなくなった・・・?
2009-03-16-Mon  CATEGORY: 医療崩壊
今日の話ですが、鳥取です。最後の砦が崩壊した後に、何が残るのでしょうか?

1ヶ月前に、こんなニュースがありました。

ここから引用)

救急科専門医、全員退職へ 鳥大病院救急センター 2009年02月05日

鳥取大学医学部付属病院(鳥取県米子市西町、豊島良太院長)は四日、救命救急センターの八木啓一センター長(54)ら救急科専門医四人全員が三月末で退職すると発表した。八木センター長は人員体制や設備の不備などを挙げて「救急に夢が持てなくなった」と理由を説明。同病院は四月以降のセンターの運営に支障が出ないよう後任の医師の確保を急いでいる

退職するのは、センター開設時からセンター長を務める八木教授と准教授ら四人。センターは現在、他診療科の常勤医師三人の応援を得て運営している。

八木教授は退職理由について「魅力ある救急ができていない現状では、若い医師を引き止められない。夢が持てなくなった」と語り、「スタッフと設備の充実度は二、三十点。理想を言えば二十人くらいほしい」と指摘した。

さらに「救急医を時間外の番人としか思っていない人がたくさんいる。プライドを踏みにじられるような状況が続いてきた」と悔しさをにじませた。

後任教授は通常は立候補形式で選ばれるが、緊急事態に配慮し、病院側が指定した候補者を学内の選考委員会で審査して選ぶ。ほかのスタッフは公募するという。豊島院長は「既に二人の目星はついており、確保できる見通しはある」としている。また、三、四年以内にセンターを拡大する計画も明らかにした。

センターは二〇〇四年十月、心肺停止など重篤患者を受け入れる三次救急医療機関として、県と県西部の市町村の支援を受けて設置。年間約九百人の患者を受け入れている。

(引用終わり)

これが、1ヵ月後の今はこうなっています。

こちらから引用)

教授ら救急医4人全員が辞職 鳥取大・救命救急センター 2009年3月14日2時0分

鳥取大医学部付属病院(鳥取県米子市)の救命救急センターに勤務する救急医4人全員が3月末で辞職する。4人には医学部の教授と准教授も含まれ、教授らは「地方の救急医療の現場は体力的にも精神的にも限界」と訴えている。同センターは同県西部で、重篤患者に対応できる唯一の救急施設。後任の救急医はまだ2人しかめどがたっておらず、4月以降のセンターの機能に不安の声が上がる異例の事態となっている。

辞職するのは、同センター長で鳥取大医学部救急災害科の八木啓一教授(54)と中田康城准教授、若手医師2人の計4人。若手医師は昨年夏に年度末での退職を申し出て、教授と准教授は昨年末から今年1月にかけて辞職の意思を大学に伝えた。

同センターは04年10月に開設。06年前半には専任の救急医7人と付属病院の他科からの応援医師2人の9人態勢だったが、退職が相次いで昨年4月から専任救急医師が4人、応援医師が3人の7人態勢に減り、年間900人の患者を受け入れてきた

センターによると、当初1人月5~6回だった当直勤務は月8~10回まで増え、1人当たりの夜間・休日の緊急呼び出しも急増。若手2人の辞職理由は「体がもたない」だった。

同センターが後任を探したが、希望者はなく、付属病院の他科も人手不足で応援を増やすのは難しかった。教授と准教授は「センターが壊れるぐらいのショックがないと現場の窮状が伝わらない」と辞職を決めたという。

救急医不足の背景には、04年度に始まった「新医師研修制度」もある。研修医が自由に研修先を選べるようになったことで都市部の病院に移るケースが相次ぎ、年間四十数人いた同大医学部での研修医は06年には半分以下に減少。研修後、救急災害科の希望者は5年間で今回辞職する若手医師2人だけだった。さらにセンターは老朽化した処置室の整備を大学側に要求したが実現していない。

付属病院の豊島良太院長は「04年の国立大学法人化以降、補助金が5年で計約10億円減額された。設備の更新もままならず、民間病院のように高報酬で医師を招くこともできない」と話す。

同病院によると、教授と若手医師1人の後任しか決まっていないという。4月から他科の医師約10人が交代でセンターに入るため、受け入れ自体には支障はないとしている。だが、他科で対応してきた時間外の軽症患者(年間約1万2千人)もセンターで受け入れる運用になる予定で、医師の負担がさらに重くなる恐れがある。(重政紀元)

(2つ目、引用終了)

コメントは、この下に続けます。
医師が現場を立ち去るのは、待遇が悪いから、というのがひとつの大きな理由です。どんな給与体系なのかわかりませんが、それ以前にまともな休暇もなく扱き使ってきたのだから、離反されるのは当然の結果と思います。しかもコンビニ受診で地域住民が医療資源(その中に先生方の勤労も、含まれます)を浪費してきたわけですから、言い訳のしようがないとしたものです。
しかも下の引用の一番最後が、何よりも雄弁な気がします・・・900人でパンクしていたのに、12,000人もどうやって受け入れるつもりなのでしょうか。この部分、よくありがちな「桁の間違い」であってほしいものですが・・・コンビニ受診について罪の自覚が乏しい地域だけに、その通りだったりするのでしょう。なおのこと、救いがないと思います。

何度か書いていますが、医師に来てもらうための要件です。

・ 報酬は、しっかり払うこと。時間外について、いい加減な計算をしないこと。
・ そもそも、過度の時間外勤務を強要しないこと。
・ 医師に診療外の負担を押し付けないこと。その中には、濫訴をしないことも、当然に含まれる。

果たして、どれだけのことが、この地域において理解されているか。もうこの問題が表面に出て、最低1ヶ月はたっています・・・地域の動きがとても鈍いように思えるのは、気のせいでしょうか。一刻も早く先生方に来てもらえるだけの、十分な対価を地域の総意で提供する必要があるのですが。この分では来ていただいた先生方を使い潰して、それでおしまいになりそうな雰囲気です。

あと、もうひとつ。大学の独立行政法人化は、体よく言えば、大学の切り捨てにつながります。教育や福祉を切り捨てて、一体政府はどうするつもりなのでしょうか・・・小泉政権は特に悪質な切り捨てに及びましたが、その小泉政権は国民が熱烈に歓迎したものです。こんな結末をはたして、我々は望んでいたのかどうか・・・これも、考えなければならないことです。
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コメント

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まるで戦争末期。
コメント都筑てんが | URL | 2009-03-19-Thu 10:23 [EDIT]
香ばしいのがあったので投下。
http://aknews.blog73.fc2.com/blog-entry-70.html

精神論もここまで来ると末期的ですね。

モンスターに振り回され、疲弊して力尽きた医師に、さらに石を投げる、と。
よくいる愚者の姿ですね・・・
コメント鴛泊愁 | URL | 2009-03-19-Thu 21:07 [EDIT]
< 都筑てんが様 >

コメント、ありがとうございます。

まあ、よくいるパターンですねぇ・・・身勝手も、ここまで来ると一級品なのかもしれませんが。しかし、こうした輩のおかげで患者側の人間皆がこの程度なのかと見切られるとしたら、実に残念なものではあります。せっかくだから、こういう人たちだけで、地獄にでも落ちていってもらうというのはどうでしょう?

・・・それが出来れば、世話など要らないのでした(汗)。
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