QMA、その他ゲーム以外のことも、つれづれなるままに書いていこうと思います。どんな文章になることでしょうか。
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2月18日に寄せる
2009-02-18-Wed  CATEGORY: 医療崩壊
今日は、福島で産科医が正当な理由なく逮捕されて3年になる、ひとつの「記念日」です。ここでかっこを付けたのは、本当に記念していいものかどうか疑問だからで、特に意味はありません。

この日以降、全国で(目に見える形で)産科医がいなくなっていきました。のみならず、今後産科を目指す学生も、少なくなったと聞き及びます。この影響はもっと長期に及ぶでしょう・・・全国各地で分娩制限になり、予約するのも一苦労なのですが、そのきっかけとなる事件です。それほど、医療行為の結果が悪かったことのみを理由とした刑事責任の追及は、破壊力が大きいものなのです。

実は3年前のこの日、自分はこのニュースを知りませんでした。知ったのはその4ヵ月後、偶然の出来事でした。具体的には、何の気なしに見たNHKの番組からです。患者と医師の信頼関係に大きな影響をもたらす、ひとつの事件として紹介されたものでした。その後いろいろ調べて、今のような意見を形成するに至りました(そのためには、半年ほど各先生の日記を読み漁る必要がありましたが)。

昨今は特に、医療を取り巻く環境が悪化しています。いろいろ、挙げてみます。

・ 医療費抑制政策のさらなる進行(後期高齢者医療制度など)
・ メディアの無責任な報道態度(責任を医師のみに押し付けようとする報道の横行)
・ 患者側の意識レベルの低下(頻発する医療訴訟、その他医療現場における各種トラブル)
・ 正当性を欠く司法判断の濫発(医療側に過大な責任を押し付ける判決の量産)

これらはここ3年間、特に顕著になったと思っています。正直、そんなに医師の先生方が嫌いなのでしょうか・・・なんて、思わざるを得ないほどに。ここで何度も書いたことですが、医師がいなくなれば、次は患者たちが野垂れ死にする番なのですが。そこまでわかった上で、物を言い、行動している人間は、どんなに甘く見積もってもごく少数と思っています。それほど、この問題についての認識は、絶望的なまでに低いままです。
この日記を見てくれる人は、大体そうした問題を十分理解している方です。少なくとも、この文章で十分理解してもらえるだけの、高い知的水準があると思っています。問題は、そうでない人たち・・・無理解、無関心、無責任な者が今に至ってもなお多く、ことあるごとに責任を特定職階のみに押しつけ、自分は知らん顔をし続けているうちは、どんなに頑張っても救われることはないと思います。

医療崩壊を題材に、日記を書くようになって自分の場合、ちょうど2年になりますが・・・上で書いたことに関する(皆の無関心、という意味です)絶望感は、日に日に深くなっていくと感じています。この問題に対する唯一の処方箋は、患者側の人間皆が、これまでの作為不作為を痛切なレベルで自覚し、自己批判し、償うことです。社会全体で維持される公的保険としての医療である限り、これが唯一の正解です。エゴを撒き散らす行為は、真っ先に忌避される必要があったのですが。
しかし現実のところ、ここまでの理解を示す人間は、いたとしても極少の例外に留まっています。そのことが、この問題を憂慮している良心ある人たちにとって、何よりも重い十字架となってしまっているのが現状です。世界は、そこに住まうすべての人の意思によって支えられているものです。ほんの少数が支えられるほど、安っぽい代物でなど、あろうはずがないのですが。世間一般の無理解に対する絶望は、もう十分すぎるほど深くなっています。

だから、自分もこの件について、もう絶望的な見方しか出来ないでいます。皆が医師のやる気を食い物にした結果としての医療崩壊は、行き着くところまで行き着くでしょう。そして皆が等しく医療難民となって苦難に喘いだとき、おそらく皆は自らの愚かしさを自覚するのではなく、愛想を尽かして立ち去った医師たちを罵倒する選択をするのではないかと考えています。既に、それは一部現実のものになっています・・・医師が立ち去った地域はいくつもありますが、決まって最初にあがる声は「医師を強制的にでも連れてくるべきである」というものであって、「医師に残ってもらうために、これだけのことを約束しよう」とはならないものです。
しかしそれでも、この文章は書き続けようと思っています。医療崩壊に関する問題は、無知無告では済まされません。時に、知らなかったこと自体が、重大な罪になりうると考えています。自分も、かつてはこの問題について、まったくの無知無告でした。ならば、自らの罪を自覚し、自己批判し、償う行為は少なくとも罪が洗い流されるときまでは、続けなければなりません。そうした意味も、自分が書いている文章には込められていると思っていただければ、とても嬉しいことです。

そんなところで、今日は失礼します。

(お詫び)

コメント管理作業においてミスがあり、どうでもいい勧誘の広告以外を1つ削除してしまいました。かなり重要なご意見だった可能性があり、真剣に書いてくださった文章を間違って消してしまったことになります。もし本当にそうだった場合は、深くお詫びいたします。有意義なコメントは、こうした間違いを除き、こちらの意思で削除することはありません。その旨ご了解ください。
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