QMA、その他ゲーム以外のことも、つれづれなるままに書いていこうと思います。どんな文章になることでしょうか。
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医療と政治を考えるための、ひとつの材料として(下?)
2008-12-19-Fri  CATEGORY: 医療崩壊
ここまでは、李先生の論文を紹介して、そこから思うところを書いていきました。

この国の公的保険を破壊しようとする勢力が内外に存在していること。彼らの目的が利益の獲得であり、その結果は一般大衆の医療からの疎外であること。さらに格差の拡大と社会の、絶望的な意味での固定化をもたらす可能性が大きいことを論評されていました。果たして、そんな未来を、皆さんは本当に望んでおられるのでしょうか・・・そうでないことを、強く望むものではあります。

そのために必要なことは、皆の意識が変わることです。皆が共に手を取り合い、艱難辛苦を共にして、少しでも満足のいく社会を皆でつくっていくこと。そうした意識を皆が持つようになれば、このような企みは自然に消滅するはずです。医療を崩壊させないために(もう遅いかもしれませんが、あえて)必要なことも、実は同じです。もともと医療は、医師と患者の共同作業です。制度を共に構築していくこと、そのために必要な対価を皆で出し合い支えていくこと。こうした共同作業が、制度の維持と発展には必要なことです。

では、果たしてそれだけのものを、この国の一般大衆は持っているものなのでしょうか?

制度の維持と発展に相応しいだけの魂を、皆が持っているといえるのか?


自分の見たところ、かなり疑問です。場合によっては・・・絶望的と評価せざるを得ません。そういう文章を見つけるのは、実は難しいことではありません。
たとえば、こんな感じです。松原市の病院が閉鎖する、という論題の某巨大掲示板のやり取りから、特に問題と思えるところを引用しています。

(引用開始)

いままで威張ってた医者どもが明日からは失業者ってことか
諸行無常とはいえざまぁねな

訴訟代まで医療費に組み込まれてるなんて、それこそ納得いかねー。

おかしな医者も多いだろ。そこも反省し、見直さなきゃいけないぞ
金貰ってやってる仕事に、何を恩着せがましく言ってるんだ。

麻生も常識がないと言ったばかりだろ。世間でよく聞いて来い。

現状に嫌気が刺してるなら、医者を辞めればいいのよ。
別にお前がいなくなっても困るわけじゃないんだからwww
自分が全て仕切ってるようなつもりになってるんじゃないのか?
それとも真性の基地外か?www

金貰って仕事して、俺らがボランティ精神で支えてきたってw
嫌なら辞めてけよwwwwww
頭おかしくないか?

頭数増やしたってどうにもならないっしょ。
アホ医師や女医の割合が増えるだけ。

この病院は医師不足で困っているんだから、志の高い人が世界中から助けに来るはずだ。
金目当ての医者に来てもらっては困るから、ほどほどの給料で十分だよ。
「馬車馬のように働いてもらうが、給料は安い!」という名言があるじゃないですか。

命を扱う貴重な仕事なんだから、無給でよくね?

時給750円にでもしたら、もっと医療費がやすくなるのにな。

それだ!
憎い医者の給料を下げるために、
どんなに具合が悪くても受診するのを辞めよう!

医者に高級を与える必要はないんだよ。その分、研究費に回せ。一般公務員並みでおk

給料に関わらず、全力で仕事するのが、世間では常識だよな
それも納得して仕事を選んでるなら尚更。

医者なんて時給500円でいいと思う。
命を扱うんだから、金のことをとやかく言うべきではない。

とりあえず、いま頑張っている医者の時給を750円にすることから始めるのが真の医療改革だ。
国民の為に医者はより一層の奮起をすべきだ。
そもそもは医者の我慢と努力が足りないことが諸悪の根源だ。

全員を時給600円固定にすると医療費が削減できますね。
石原都知事にはここから手を付けて欲しいね。
墨東病院の産婦人科医は時給60円にすべきだと思うけどね。あいつら、人生なめすぎ。

聖職なんだから、金のことを言うべきではない。
そもそも金をとること自体がおかしい。

(ここまで引用)

ここまで、どうしようもなく下劣な文章のオンパレードです。人の勤労を安く買い叩けば、自分は得すると考えている点で、経団連の幹部と同じ卑しさ・同じ罪を背負っています。果たして、このような精神態度で医師たちに相対する者が、共に良い医療制度を構築できるのか?

答えは、もちろんノーです。板の住人は基本的に口が悪いものですが、ここまで本質的なものがねじくれていると、笑うしかないとしたものです。しかし、彼らだけが問題というわけではありません。よく考えてみればいいです・・・果たして、自分たちは彼らとどこまで「違う!」と断言できるのか。医師たちは血を吐いて(文字通り、そうして倒れた人もいます)我々患者たちのために奉仕してくれたのに、患者側の人間がその価値を正しく認識・評価していない。

こんな状況で、先生方に残ってもらおうなんていうのは、滑稽というほかありません。その愚かしさを痛切に自覚するまで、自己批判して行いを改めるまで、果たしてどれだけの時間を必要とするか・・・一有権者としても同じです。医療に金をかけるという意思表示を、投票のたびに拒否し続けてきた有権者である限り、医療の改善など期待できるはずもありません。最低限必要な対価は、政治の力で、有権者が責任をもって提供し続ける必要があります。その重要性を、果たしていつになったら理解しようとするのか、この国の有権者たちは?

人にエゴがあるのは、何度も書きましたが仕方のないことです。でも、エゴしか能のない人間は、基本的に見ていて不快なだけです。最近の経営側の言動はまことに不快そのものですが、負けず劣らず我々も不快な言動を弄んでしまっている。上の引用のごとくに。

そうした心と、いかに向き合うか・・・人の本質は、そこで問われると考えます。
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