QMA、その他ゲーム以外のことも、つれづれなるままに書いていこうと思います。どんな文章になることでしょうか。
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(墨東の件)これは終わりではなく、始まりに過ぎない
2008-10-27-Mon  CATEGORY: 医療崩壊
私用で忙しく、更新が遅れていました。ずいぶん日数が経過していますが、未だにこの問題が尾を引いています。というより、無理やり引っ張っているのですが・・・クソマスコミ連中も、自分がやったことは棚に上げて、これでもかとばかりに他人を腐してばかり。紙面を埋めることしかない輩に、何かを期待するほど愚かでもありませんが、実に不快な光景です。

このような事件は、自分はいつどこで起こっても、もうおかしくないと考えていました。福島で何が起こったか(大野病院事件)、奈良で何が起こったか(大淀病院事件)、そのときに皆が何をしてしまったのかを理解していれば、答えはおのずから明らかになるというものです。病院から医師が離れるのは当然のこと。ついでに言えば、特に危険な分野(産科、小児科、救急など)から真っ先に医師がいなくなるのは、当然予想されたことです。それが理解できない者が、好き勝手に騒いでいるだけ。

今後も、同じような事例は続くと思います。もう、踏み止まることはないかと思います。落ちるところまで落ち、誰も助けてもらえなくなったときに、さて何人が己の愚かしさを噛み締めることになるか・・・それだけは見ておこうと思います。

そう思うだけの理由が、これまでにたくさん起こっています・・・
これまでに起こったことについて、ご存知の皆さんは多いと思いますが、おさらいのつもりで書いてみます。

< 大野病院事件 >

福島の産科医が正当な医療行為であったにもかかわらず、結果として妊婦が死亡したことを理由に警察に逮捕され、起訴された事件。しかも逮捕時は各メディアがそのシーンを放送し、産科医の名誉を激しく毀損した。今年8月20日、無事この先生は無罪を勝ち取ったが、その判決に納得しない各メディアは「医療行為そのものの是非」を論点に、医療過誤があったかのような論説、医師は無過失でも責任を取るべきという論説を展開し続けた。

< 大淀病院事件 >

奈良の妊婦が出産中に脳内出血を起こし、各病院に搬送されたが受け入れ能力を持つ施設がなく、ようやく受け入れられた先で死亡した事件。この事例の救命確率は低いとされているが、これまた救命されなかったこと、さらに多くの医療機関で受け入れられなかったことを理由に、各メディアが的外れな医療批判を行って医師の名誉を激しく毀損した。結果として地域の産科医療は病院が分娩を取りやめたことによって壊滅、多くのお産難民を生じさせたが、未だどのメディアも責任を取っていない。

その他にも、もっと列挙することは可能だと思います(奈良の妊婦流産など)。共通するのは「メディアの報道被害」「周囲の無理解」です。そして「周囲」には、政治や行政だけでなく、個々の患者も含まれます。

メディアはこれまで、こうした事件が起こるたびに現場の医療者の責任のみを追及し、その背後について考えることを怠ってきました。救命には複数のスタッフが必要であること、そのような体制の整備には資金的裏づけが必要なこと、しかし現実にはその逆の医療政策が行われていること(医療費の抑制です)。これだけの重要な事項を無視し、現場のみに責任を押し付ける安直な報道態度をとって、医療に対するネガティブなイメージを不必要に撒き散らし、ありもしない医療不信をでっちあげ続けてきた・・・万死をもって贖いがたい罪です。
福島で、奈良で同じことを繰り返した結果、医師の士気はガタ落ちしました。リスクばかりが大きい上に、どれだけ頑張っても結果が悪ければ人生を台無しにされることを、先生方は十分理解しています。だから福島の事件以降、特に危険な領域(今回の件など、その典型です)を担当する先生の数はどんどん少なくなっています。つまり、無知で無責任な報道姿勢を変えようともしないメディアの卑しさこそが、現場から人がいなくなり、結果として患者が不幸になる最大の原因です。今回の件についても、同じ結論に到達せざるを得ません。

周りも同じようなものです・・・政治は医療費の削減を機械的に続けるだけ、行政は医師を過労死するまで酷使することしか考えていません。患者側も大半は同じ認識しか持っておらず、医師を安く扱き使うことしか、心の底では考えていない。他のまともな考えがある、本物の賢者など、この論題に関する限り・・・どれだけいるのか疑問です。
その証拠に、医療政策を争点として行われた選挙などこれまで一度もなかったし、医師の先生方に地域で頑張ってもらえるような対価の提供を伴う住民の活動などほとんど聞かないし(丹波の例は、その点で貴重です)、前回取り上げた過労死裁判の件など(この件と同日の出来事にもかかわらず)もはや誰も問題にしない。医師が死んでも知らん顔、それでいて自分たちが不幸になればあれだけ騒いでみせるのだから、なんとも身勝手な人種ではあります。

表題でも書きましたが、このような事件は今後、もっと発生します。防ぐためには医療にもっと資金を投下する必要があったし、医師をもっと大切にするべきでした。現実に行われているのはその逆なのだから、今後はもっと酷いことになるでしょう。さて次に、こうした事態が生じたとき、皆の反応がどのように変わっているか、あるいは変わらないままか・・・期待しないで見ることにします。
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コメント

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拒否と不可能は違うはず。
コメントKZR@シェーラ | URL | 2008-10-27-Mon 20:36 [EDIT]
何となくですがセレネさんの記事を見るたび
悪い予感がしてましたが、
やはり起こってしまいましたね。

このニュースをTVなどで見るたび、
「受け入れ拒否」という表現を使用するのは
どうなのかと思いました。
内容を見る限りではどちらかと言うと
「受け入れ不可能」という状態ではなかったのかと。
そして例のごとく「たらい回し」という表現。

病院ばかり糾弾するくせに
政府の責任を追及しないマス○ミは
所詮は政府の犬なんでしょうかね。
このままでは・・・想像はつきますね。
先日はお疲れでした
コメントセレネ | URL | 2008-10-29-Wed 08:10 [EDIT]
< シェーラ様 >

自分の主張は、ほぼ本文の通りです。メディアが今後何をやろうが知ったことではありません。どうせつまらない文章と電波で現場を壊し続けるだけだと、想像する方が簡単ですから。

ただ、この問題の本質を理解する者を、しっかり増やしていく必要はあります。正しい答えを示せる者が増えれば、自然にクソマスコミ連中など、根無し草にして駆除することも可能なので。

次回は、これに関連して、もう少し続けます。世の中には、これだけの認識を示せるりっぱな人と、その対極と・・・両方がいる、というお話です。
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