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札幌の崩壊は、北海道全体の崩壊を意味する
2008-07-24-Thu  CATEGORY: 医療崩壊
今日の話は、こちらの続きです。

2月28日の日記

札幌で起こっている事件です。市が愚かにも医療側の再三の要請を無視し、ついには見捨てられることとなったわけですが、これには続きがありました。その後交渉だけは続けてもらえていたのですが、医療側の満足できる回答はついに出ず、案の定三行半を突きつけられました。

「三行半」の内容

重要な部分を、ピックアップします。

二〇〇四年から市に対し「市夜間急病センターに産婦人科医を置き、一次救急患者を引き受けてほしい」と要望。昨年八月に二次救急撤退を申し入れた。

市は六月末に「ニーズを調べ、必要性が認められれば来年度から同センターに医師を配置する」との改善策を示したが、医会側は「医師を必ず配置する確約がなければ応じられない」と難色を示し、十七日の臨時理事会で受け入れ拒否を決定した。

市保健所の館石宗隆所長は「センターに医師を常駐させる体制には少なくとも年四千万円以上かかる。財政が厳しい折に多くの市民に説明できない」と強調。オペレーター制度は年二千万円程度の費用を見込んでいる。


4年も前から、医療側は必要だからと要請を行ってきた内容なのに、今に至るまでゼロ回答を続けている札幌市の姿勢に、大いに疑問を感じます。この時期産科の救急医療なんて、どこも修羅場なのは事情通なら誰でも知っています。1次患者を選別して、必要な2次の患者に集中したいという医療側の主張は、至極まっとうなものです。その要請を受け入れるのに必要な対価は、どんなに見積もったとしても年1億円くらいのもの。札幌の財政規模を考えれば、たいした金額ではないのですが。

にもかかわらず、札幌市は必要な対価をケチり続け、とうとう医療サイドに見捨てられてしまいました。財政が厳しいのは、どこも同じ。問題になるのは、その使い方なのですが。全体の千分の一について、分配を変えるだけでできるはずのことを「出来ない」というのは、内部でどのような理由があったとしても、謗りを免れることはないでしょう。

今後、札幌だけでなく、北海道全体で何が引き起こされるか。だいたい想像できてしまいます。今回の愚かしい決定の結果、札幌の2次産科救急は崩壊が決定しました。2次がパンクすれば、次は患者が3次に押し寄せ、3次までパンクしてしまいます。また北海道の医療事情を考えれば、札幌の破綻は全北海道の破綻です。即ち・・・「今後、北海道では異常分娩など死んでも出来ない!」ということになります。そして異常分娩かどうかは、実際時間を経過しないとわからないのです・・・結局、北海道では子供が産めないということなのか?

こうなった最大の原因は、言うまでもないと思いますが、札幌市の態度にあります。医療サイドは厳しい戦力の中、キャパシティ以上の勤労を行い、産科としての職責を全うしてきたと思います。最近は訴訟リスクも高くなったし、経営状態は常に悪いのが当たり前。費用を踏み倒す不心得者だってずいぶん多いはずです。にもかかわらず、札幌市はそうした産科医療の窮状を正しく理解せず、ただ安く酷使することだけ考え、必要な改善を怠り続けました。今後多くの妊婦につき、リスクが大きくなることは必定ですが、もし彼女たちの身に間違いがあれば、その原因は札幌市がつくったものです。そのことを、皆忘れないで頂きたいものです。

改善の方策は、ひとつしかありません(というより、思いつきません)。政治を動かすほかありません。行政が動かないのであれば、政治に動くよう仕向けるしかありません。どのような働きかけでもいいと思います。札幌市議の皆さんにアピールする、直接自分たちで活動して市の態度を変えるよう働きかける、市長との交渉など・・・この決定がどのようにしてなされたのか、という裏の部分までは判りかねますが、住民側が手を尽くすことにより、あるいは良い解決の糸口が見つかるのかもしれません。

少なくとも、このまま動かなければ、札幌が・・・そして北海道全体が、連鎖的に崩壊の道をたどります。それほど、このニュースの破壊力は計り知れません。これは、他人事ではありません。いつ自分たちにも同じようなことが起こるか、もうわからないのです。皆が考え、答えを示していくしか解決の方策はありません。
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コメント

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コメントALMA | URL | 2008-07-25-Fri 00:55 [EDIT]
こんにちは。

医療関係の記事には、拍手だけでコメントしたこと無かったのですが、
元地元ということで、ひとつコメントをば。


>>改善の方策は~(中略)市の態度を変えるよう働きかける、市長との交渉など・・・この決定がどのようにしてなされたのか、という裏の部分までは判りかねますが、住民側が手を尽くすことにより、あるいは良い解決の糸口が見つかるのかもしれません。


市と対話できればいいのですが、
まずもって市長が大馬鹿です。(個人的な感想ですが)
後、市役所の公務員どもが、
市長の縁故関係でかなり入っているという話も聞きます。

選挙で落とせないの?とかおもいますが、
赤く染まった新聞等、マスコミが相当道民を洗脳しています。

なので、対処法は・・・
やっぱり住民一人一人にこういうことを認知させていくしかないのでしょうか。

少し言葉が汚いですが、失礼します。
遅れましたが、お返事します
コメントセレネ | URL | 2008-07-29-Tue 19:11 [EDIT]
< ALMA様 >

市長のスタンスが、反医療であることは容易に推測できます。過去に医療事故訴訟を担当していた弁護士、ということでどのような思考回路を持っているかだいたいのところを判別できます。まあ、だから医療サイドの申し出を拒み続けているだけなら、ただの俗物ですが。私情を市政に介入させるなど、あってはいけない事のひとつですが。

道新のスタンスも、医療問題を知っている者は大体理解しています。何かあったら反医療キャンペーンを展開する悪質な新聞として知られていますが、さりとて他の新聞や放送局に理解力があるところも知りませんし。だいたいメディアの理解力なんて、その程度と言うのが相場です(涙)。

結局、どうあれ住民=患者=有権者が動くほかありません。住民の動きが大きければ、市は拒否し続けることなど出来ませんし。逆に住民が無関心であり続ける限り、市の愚挙を後押ししたという烙印を免れません。基本的に、医師は待遇のいいところに行けば何の問題もありませんが、患者側は逃げ場所がありません。そのことを、どれだけの人が十分理解しているのか・・・今のところ、疑問としか言いようがありません。

また、暇なときでもいいので、見に来てくれると嬉しいです。
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