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(緊急)共同通信の如きに、その台詞の資格があるのか?
2008-05-19-Mon  CATEGORY: 医療崩壊
今日の京都新聞、朝刊をたまたま見る機会がありましたが、医療関係者に対する敵意むき出しの悪辣な記事を発見してしまいました。後にその出処が判明したので、しっかりと叩き斬っておこうと思います。

犯人は、共同通信です

この記事に対して、厳しい指摘をされている方がいるので、そちらの文章も載せます。

「天漢日乗」より引用しました

非常に重要なことを、長めではありますがしっかりとまとめておられます。リンク先も含め、何回か通し読みされることをおすすめします。とりあえず、重要なポイントを列挙しました。

要するに医療系blogで医療事故などについて議論するのは法的手段に訴えてでも止めさせるってことだな。

非常に残念な話なのだが人間の死亡率は100%だ。いついかなる原因であるかは、千差万別だが、人間は必ず死ぬ。医療関係の訴訟では避けられない死や重い後遺症をいかに「納得させるか」が、常に裁判の焦点となる。

医療系blogは、こうした「納得されないご家族」を非難するためにあるのではなく、「どうして大きな問題が起きたのか」という側面を中心に見るものが大勢だと思う。医師は、医療従事者であると同時に科学者だ。どんな医師であっても、受け持った患者さんの死を経験していない医師というのは1人もいないはずである。そして、すべての医師はそうした死を自分に突きつけられた課題として、次の治療に役立てるため、さまざまな議論をする。

科学者の分析手法は、感情が支配する世界から見れば、冷酷に過ぎるように見えるかも知れない。しかし、科学は常に進歩しなければならない。昨日助からなかった患者さんが、明日は新しい知見によって、助かるようになるかも知れないのが、医学の進歩である。しかしながら、こうした「医療の進歩」を妨げる風潮が、マスメディアを中心にして起こっている。

共同通信には、是非、メディアの責任として検証していただきたいものだが、どうやら検証するより、うるさい医師や関係者の口を塞ぐ方向に行くようである。

法律論は常にあるし、利害の相対する者同士で議論は常に起こるだろう。ただ、それを一方的に中傷という名前に塗り込めることが、医療崩壊の進む現在、マスメディアのすべき賢明な報道なのかどうかというと、わたしは疑問に思う。

今、「医師が中傷を行っている」という、「中傷している」ソースを受け手が確認できないニュースを流すことによって、医師の信頼を傷つけ、患者と医師を離反させる意図が、共同通信の医療報道の根幹にあることは否めない。

そんなに共同通信社員は、病院にかかりたくないのか。そして、家族が病院に絶対にかからないのか。自分は絶対に医療の世話にならず、「畳の上でいかなる治療も受けずに死ぬ」覚悟があるのか。人間の死亡率は100%だ。

これから世話になるだろう医師を散々非難しつづけ、いままた反医師キャンペーンを張って、なおかつ病気になったら、最上の治療を安く受けたいなどと考えているのだったら、無責任も甚だしい。こうした反医師キャンペーンを張り続ける間に、医師や医療スタッフは現場から立ち去り、いざとなったとき、今なら助かっている病気やケガで、簡単に死ぬ時代に変わっている事だろう。すでに、地域によっては、心疾患や脳疾患の手術ができなくなりつつある。癌なんて、もっととんでもない。


最近になって特に、何か不幸な出来事が起こったら「医療ミス」とか「医療事故」とか書き立てて、ひたすらに医療サイドを貶める風潮が目立っています。メディアはそうした姿勢について、何ら反省することなく、事件が起こるたびに医師と医療を侮辱し続け、医師が現場から立ち去る原因をひたすらに量産しています。医療サイドはそうした風潮に対して明確な形で異議を申し立て、何が原因で、だから本当は何をすべきだったのか、しっかり主張してきました。
本来的に必要だったこと・・・それは政治・政策・患者側の意識が変わることです。政治が医療に対する配分をもっと多くすること(先進国の中で、最低レベルの医療費を増やす)、医師が過労死せずに済むだけの勤務環境を整えること、医師に地域で末永く奉仕してもらえるような良い患者になること・・・いろいろなことを提言していくのが、本来的なメディアの役割です。しかし彼らのやることと言ったら、まるっきりその逆です。低医療費政策を改革の名の下に賛美し、医師の超過勤務をひたすら無視し続け、患者側の人間が分不相応な要求を際限なく続けるようその電波と文章で煽動し続けたのは、間違いなく彼らです。
医療サイドは、少なくとも自分がこの分野について日記で書くようになるずっと前から、今日の危機を予言してきました。のみならず、その原因が何か、踏み止まるためには何が必要となるのかまで、真剣に主張してきました。その主張を無視するだけでなく、自分にとって不都合と見るや、実力で押しつぶそうとするのは、まるで時代劇の悪代官のようです。無責任な言説で一般大衆を惑わせ、その道を誤らせ、その一方で一部職階(この場合、医師)の名誉を毀損し続ける蛮行を、これでもかとばかり繰り返している彼ら(この場合、共同通信)の罪は、万死を以てなお余りあるものです。
果たして、彼らメディアに、他者を名誉毀損だと非難する資格があるものなのでしょうか・・・ついでにもうひとつ・・・そんなメディアを是認し続けている我々患者側の人間は、果たして彼らと同じ罪を犯していないのでしょうか。そのことを、よく考える必要があります。

更に、引用を続けます。

若い優秀な医師が海外流出する徴候はすでに見え始めている。こうした、とっくに日本の医療が危機にある状況であることを踏まえた上で、いまわざわざ日本の医療凋落の引き金を引く「反医師キャンペーン」に共同通信が荷担しているということは日本の将来を破壊する言論を推進しているということに他ならない。要するに日本中の医療を必要としている、これから必要とするすべての国民の利益を損なう報道を続けているということなのだが、よほど国益を損ないたい事情が共同通信にはあるらしい。

この国では上で引用したように、何かあったら医師を標的にし、社会全体でリンチを加え続けています。メディアが、そのように仕向けています。わざわざ過労死の危険を冒してまで、こんな国で働き続けたいと考える医師が、果たして今後どれだけ出てくれるものでしょうか。自分なら英語を勉強して、とっとと英語圏の国に行きます。その方が、よっぽどいい生活が出来るでしょうから。そのように仕向ける言説は、社会全体にとっての害毒であり、それ以外の何物でもありません。

医療崩壊の最大の原因は・・・医師のやる気を失わせる、社会全体のあり方です。端的な話、どれだけ残業代を踏み倒されようが、どれだけ労基法無視で扱き使われようが、それよりもずっと大きな要因としての「士気の崩壊」に比べれば、たいしたことではありません(いずれも、重要な要因ですが、それでもなお)。医師をクソナエさせ、現場を立ち去らせる行いを続けるメディアの蛮行は、決して許してはなりません。その後追いを患者側の人間が続けるのであれば・・・酷く愚かしく、悲しいことではあります。
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コメント

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コメントhot cardiologist | URL | 2008-05-20-Tue 14:40 [EDIT]
診療関連死が刑事事件化する、民事訴訟になる。
医療従事者側(大抵は医師であるのも事実でしょう)は、故意や悪意による診療関連死以外を刑事事件化もしくは民事訴訟とした患者家族、根拠となる検察の主張をバッシングして責めているのです。
医師側からすれば、医学的には間違った根拠であるからバッシングし非難しているから、当然のことをしたまで。
患者サイドや支援団体からすれば、とんでもない言いがかりで中傷である、と取ります。
普通に淡々と書いたコメントであっても、立場が違えば、正当な意見、いや中傷だとなります。

患者家族は一個、医者は多数ですから、力関係で考えれば医者が強い。

ブログで症例を検討して、これは医学的には過誤ではなく、裁判になるのはおかしいんじゃないの、と議論すると、他の医者にも経過がわかるからためになるんですけどね。
それすら、患者への中傷にあたるから、どんな内容であっても患者側を擁護しないコメントには刑事告訴も辞さないってことでしょうか?
そこまではする必要は無いと思います。
(もっとも、患者側が怒っているのは、ほんとにひどい書き込みに対してなんでしょうがね)

患者や家族を悪し様に冒涜することは論外ですが、症例を検討することはむしろプラスになると思えるのですが。
症例を検討して、刑事事件化したり民事訴訟を延々と続けることは間違いであると医療者側が指摘することが、患者家族にはしゃくに障るんでしょうね。

一番良いのは、スウェーデンやニュージーランドのように無過失保証制度の導入で、過失致死疑いによる刑事事件化や民事訴訟をストップすることでしょう。

診療関連死の刑事事件化や、長期にわたる民事訴訟化が続く限り、また、それを許す制度がある限り、医者側からの患者非難と、患者サイドからの医者非難は永遠に続くでしょう。


コメントありがとうございます
コメント鴛泊愁 | URL | 2008-05-21-Wed 22:01 [EDIT]
< hot cardiologist様 >

「診療関連死の刑事事件化や、長期にわたる民事訴訟化が続く限り、また、それを許す制度がある限り、医者側からの患者非難と、患者サイドからの医者非難は永遠に続くでしょう。」

まったくその通りだと思います。実に不毛ではありますが・・・現在こうなってしまっている、というところが悲しいです。誰かのせい、ではなく「では、本当はどうするべきだったのか」という自省が必要です。これができる人が、もっと多くなってくれないと、先に進めないのですが。
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