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何かあったらすぐ罪を宣告されるのか
2008-04-12-Sat  CATEGORY: 医療崩壊
表題ですが、そのように慨嘆せざるを得ません。そういう社会にしてしまうと、結局誰も手を施してもらえず、みんな不幸になるのですが・・・行き着くところまで行き着いてみて、そこで皆がその愚かしさに気づくのでしょう。あるいは皆がそれを理解しえず、永遠に救われないのかもしれませんが。

今回は、この文章を引用しました。

「もう管制できない」ニアミス逆転有罪、現場に衝撃

2008年04月11日23時24分

「危険は決して生じさせてはならない」――。01年に起きた日本航空機のニアミス事故訴訟で、東京高裁は管制官の職務上の義務を厳しく指摘し、管制官2人に有罪判決を言い渡した。様々な要因が絡む航空事故で、個人の刑事責任が認定されたことで、関係者に驚きと不安が広がった。

「明日からというか、今日から管制業務はできない」。籾井康子被告は判決後の会見で、現場への影響をこう語った。一瞬の「言い間違い」が厳しく断じられた点について、「現場に不安と緊張を強いるもの。安全にとって有害」と声を詰まらせた。

国土交通省航空局の幹部は「実務への影響が心配」と話す。日本上空の交通量は、事故当時の年間約410万機(全空域の延べ数)から現在約500万機と約22%増加。だが管制官は1732人から1950人と約13%しか増えていない。今後成田空港の滑走路延伸や羽田の再拡張などで、より多くの機体をギリギリの間隔でさばくことが求められている。

今回の事故は、同省航空・鉄道事故調査委員会の報告書でも、システムの不備や運用の不徹底など複数の要因が指摘された。こうした状況を踏まえ、一審・東京地裁は、個人への刑事責任追及は「相当でない」としていた。

欧米では影響が大きい事故の場合、当事者を免責したうえで真実をすべて語らせ、再発防止に役立てる考え方が主流になりつつある。過度な責任追及は、原因究明に支障をきたす恐れもある。処罰を逃れようと、当事者が真実を語らなくなる可能性があるからだ。この点で、今回の高裁判決は国際的な流れに逆行する形となった。

管制官ら運輸行政に携わる労働者で構成される全運輸労働組合(組合員約9千人)も「再発防止より個人の責任追及を優先する対応は問題」と批判する声明を出した。

管制交信ミスによるトラブルは最近も多発。ほとんどが「聞き間違い」や「誤解」だ。ベテランの事故調査官も「声だけに頼る交信に誤りはつきもの」と言う。国交省も「人間は間違える」ことを前提に、二重三重の安全策の構築に乗り出したところだった。

10月から事故調査委は「運輸安全委員会」となり、海難も扱う総合的な機関として調査力の向上が期待される。同委が当事者から再発防止の核心に迫る証言を引き出すことが必須で、航空関係者には「免責」を含めた検討が必要とする意見もある。

一方で、多くの犠牲者が出たり、過失が明らかだったりした場合には「刑事責任は当然」という意見が強くなる。被害者感情もある。再発防止と刑事責任追及のどちらに重きを置くか、議論を求める声が高まっている。(佐々木学)


こちらから引用しています

司法の判決は、問題のあるものです。人の過失は、ゼロにはできません。勤務環境などの要因を考慮すれば、もっと大きくなることもあります。事故の防止は、そうした要員を取り除くことから始めなければいけません。それは、人の限界を知っている者にとって、当然の結論です。これを理解せず、短絡的に現場の過失を罪と宣告したのが、この判決の問題点です。
この判決の趣旨を突き詰めるのであれば、こうした事故を完全に防止する方法は、たった一つしかなくなります・・・簡単です。管制業務をやめるほかありません。その場合、管制官の間違いによる事故はなくなりますが・・・その結論は、悲惨なものになります。あるいは、飛行機そのものをなくしてしまうか・・・それを要求しかねないこの判断は、正直まともではないと思います。

この文章の真ん中に、この一節があります。大切な部分なので、引用です。

欧米では影響が大きい事故の場合、当事者を免責したうえで真実をすべて語らせ、再発防止に役立てる考え方が主流になりつつある。過度な責任追及は、原因究明に支障をきたす恐れもある。処罰を逃れようと、当事者が真実を語らなくなる可能性があるからだ。この点で、今回の高裁判決は国際的な流れに逆行する形となった。

この考え方によって、将来の改善につなげようというのは合理的であり、世界的な潮流です。その意義を全く理解できない、今回の司法の判断・・・この姿勢では、責任ある実務者が司法を遠ざけるのも、仕方ないとしたものです。

ここまで書いていけば、次に何を問題にするか、もうわかっておられると思いますが・・・この図式、医療についても当てはまってしまうのです。最近特に目立つ、不可解な医療関連の訴訟・・・何度も取り上げた福島での産科医不当逮捕(刑事、という点で特に衝撃的でした)以前にも、ずっと前から民事訴訟の対象になり、しばしば正当な理由なく医療側が敗訴しています。その理由として医療側の注意義務違反が挙げられるのですが、これらは後付けのものが多く、医療側がどれだけ手を尽くしても結果を保証できなかった事例すら、結果が重大であれば高確率で敗訴します。
その上、刑事責任まで問われるようになったのだから、医師が危険な職場から離れるのは仕方がないとしたところです。福島で産科医の先生が不当に逮捕されてから、全国で次々と産科医が仕事をやめていきました。影響はそれだけではありません・・・将来産科を目指そうという医学生の数は、確実に減少しています。この事件、将来医学部を受験する学生すら、十分すぎるほどその意味を理解しています・・・何かあったら現場だけが、厳しい責任を問われる。そうなれば、誰も危険を引き受けなくなるし、誰も助けてもらえなくなります。

そうならないために、せめて人が為す全ての行いに限界があることくらいは、最低限は理解できる社会にする必要があります。しかし、現実にはこういう傾向が、はっきりしています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080411-00000049-jij-soci

コメント欄を見ていただければ、よく理解できると思います。理解を示す意見はわずかで、何かあったら「死刑だ!」という気分の悪い書き込みのほうが、ずっと多いです。果たしてここでこのような意見を書かれた皆さん、もし身内の事件であれば、同じ反応を示せるのでしょうか・・・?

何度か引用した、聖書の一節です。

「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」

最近の世相として、ことさらに他人に厳しい傾向が読み取れます。今回の判決も、医療に対する世間一般の目線も、結局はその延長線上にあります。その行いの結果は悲惨です・・・これまでは高い確率で無事だったことが、これからは誰にも助けてもらえなくなります。そうなってみて、病根の深さを思い知ることになるのかもしれません。それは、実にむなしいことではあります。
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コメント

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コメントみさきあや | URL | 2008-04-12-Sat 11:46 [EDIT]
そういうことですよね。もし身内が起こした事件だったとしてもこのときと同じ意見がいえるんですか?ってところですよね。
実際これが身内が起こしたことならばどうせ書いてる方ではっきりいえる!っていう方がいたら申しわけないですが身内なら世間体とか気にしてはっきり言えない方がおおいと思いますよー。いえないくせに自分とは関係ない人に対しては大きいことをいう・・・。実にくだらないですよね。で、産婦人科医?不当逮捕とかいうのもこういうものが多いといずれ医者が事件の影響でやめていきいなくなってしまってから気付く医者のありがたさというものに気付いていくのでしょうね。実際いなくなってしまってから気付いてももうかかるお医者様がいないからかかれない・・・そのまま死んでいく。まっ厳しいようですがそれでお医者様が悪いとしか思えない人がいるわけですからそういう事態も起こりえますよねぇ。まあお医者様方々もこういう現実に負けないで精一杯医療の現場で人を救う仕事を頑張っていただきたいと思いますわ。俺は世の中の愚民共よりよっぽど立派なことをしていると思います。実際最善を尽くしても救えない命だってあるのです・・・。そこらへんが理解できていない愚民共は本当に愚かですよね。ただしやはりミスは許されませんけどね。そこだけは理解して使命をまっとうしていただきたいと思いますね。長くなりましたが俺がお医者様に対して思っていることをまとめてみました。

お返事します
コメントセレネ | URL | 2008-04-13-Sun 09:20 [EDIT]
< みさきあや様 >

コメントありがとうございます。

他人事だから好き勝手、というのはよく見る光景ですが、自分はそういうのがあるから嫌いです。我が事と考えるようになって、わかることがずいぶん多いのではと考えます。

これはどの世界にも共通します・・・最近医師や医療を集団で攻撃して安っぽい正義面をしてみせるお遊びが流行っていますが、その結末は悲惨です。まあ、そういう輩は、自分だけは例外だと思っているからかもしれません。金を持ってる物書きは、いくらでも診てもらえるはずだから。つまらないのは、そうでない人も考えなしにその真似事をするところ。貧者は医療が崩壊してしまえば、真っ先に棄てられるのですが・・・既に、後期高齢者はそれが現実になってしまいました。その有様から、何かを感じていただけたらと思います。

これまで医師は、一般の人たちが想像も出来ないレベルで身を削ってきたといいます。その結末が増長する一方の患者、というのであれば・・・医師が現場を離れる十分な理由でしょう。「こんな奴らのために、身を粉にしてまで働く義理はない」と言ったところでしょうか。愚民という言葉を自分は好みませんが、報いは今に来ることでしょう。悲しいことではあります。

最後に・・・一般人の考えるミス、そして医師が責任を負うべき範疇については、医師が考えている(実現可能な)それとは、ずいぶん違いがあるのも事実です。その違いについても、考えて下さればと思います。
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