QMA、その他ゲーム以外のことも、つれづれなるままに書いていこうと思います。どんな文章になることでしょうか。
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医師に残ってもらう方法
2008-03-20-Thu  CATEGORY: 医療崩壊
表題ですが、昨日の続きでこんなことを書こうと思いました。医療崩壊に関連するニュースの構成は「どこで、どんな理由で、医師が立ち去ったのか」が主になるのですが、まだ逆の文章を書けるメディアはほとんどなさそうです。対策としての「何をすれば、先生方に残ってもらえるのか」について、自分なりに書いておきます。

と言っても、別に新しく奇妙なアイデアを出すつもりはありません。これまで書いたことの再確認、という感じです。端的に言えば「医師を大切にする以外に、答えなどありはしない」のです。問題は、具体的にどうすればいいのかです。

・ 十分な報酬を支払う。特に残業代については、計算して全額漏らさず支払うこと。
・ 勤務時間を、労基法で認められている範囲に限定すること。それを超えた勤務を禁じること。
・ 時間外の患者については、別途診察料を徴収すること。
・ 著しく不当なものを除き、全ての医療行為について刑事上、民事上の責任を問わないこと。

まず報酬ですが、支払うのは当然ですが、金額を計算してしっかり払っているところは、現在でもかなり少ないようです。問題は報酬の多寡よりは、医師の労働がもたらす価値を正しく認識して理解しているかどうかです。奈良県のように、裁判になっても超過勤務の対価を支払わない対応をとった場合、それは「いつ医師が現場から離れてもかまわない」と宣言したに等しいです。
次に勤務時間ですが、地域の中核病院ほど、これが重要かつ満たされていないと思われます。的確な診療には、現場スタッフの正しい判断と、それを可能にする程度には余裕のある勤務環境が必要です。しかし現実は、重要な働きを担っている部署ほど、多忙に殺される確率が高くなっています。それは、昨日引用した文章から、よくご理解いただけると思います。
3つ目ですが、これは必要です。患者側が出来ること、かつしなければいけないことのひとつとして「時間外の利用を慎むこと」が挙げられます。最近時間外に、通常時間に受けられる程度の診療を平然と要求する無神経な患者が多いようですが、これはもう許されません。そういう患者は本来救急で取り扱うべき、緊急性を要する患者の受診機会を奪っています。そうならないために、時間外受診を抑制する対策は、絶対必要です。
最後は・・・かなり難しい命題ですが、やはり必要と考えます。勤務形態が過酷であれば、ミスの可能性は大きくなります。また医療行為によっては、救えない病気や事例も残念ながらあります。最近は何かあったら医療側の責任が、医療側が本来背負えない程度のものであっても、そうした理由を考慮されることなく問われることが多くなりました(福島で産科医に対して、警察が何をしたか思い起こしていただければわかります)。正当な理由によらない訴訟は、それだけで現場の士気を激しく低下させます。それは、間違いのない事実です。

そして、これらを本当に実現しようと思えばクリアしなければならない事項が、ひとつ存在します。だいたいの病院が、赤字経営です。また救急などは、明確に不採算分野です。不採算分野を維持しようとするなら、外部から継続的に資金を充当する必要があります。病院の経営を改善する努力は必要ですが、それだけでは足りなかったとき・・・ひとつの決断を地域住民は迫られます。
つまり「病院を維持するために、皆が何らかの方法で資金を負担する」ことになります。そこまで考えた上で、地域の医療機関を維持しようという決定をした自治体は、まだありません。しかし、最終的にはここまで考えないとなし崩し的に医師が立ち去り、病院が立ち枯れになる末路が待っているでしょう。あるいは・・・今の政府を転覆して、もっと医療費を充実して病院の経営を改善してくれる政府に変えるとか。

それだけの合意を地域社会が形成するのは、非常に難しいです。それ以前に、今医療に関するいろいろな問題を深いレベルで理解できている人自体が、非常に少ないです。願わくば、この文章を読んでくださっている皆さんが、自分の思うところを、何らかの方法で広げてくださればと思います。今はまだそういう段階(既に遅すぎるのかもしれませんが)ですが、皆の意識なしには、答えの書けない問題です。それだけは、間違いないと思います。
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