QMA、その他ゲーム以外のことも、つれづれなるままに書いていこうと思います。どんな文章になることでしょうか。
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これで崩壊しない方がおかしい(救急)
2008-03-15-Sat  CATEGORY: 医療崩壊
最近のトピックとして、すっかり定着してしまった感のある救急医療の現実。事情を把握している人はもう驚かない、そんな事実です。

救命医宿直7割「違法」 近畿28施設、時間外扱いせず
2008年03月13日10時36分

近畿2府4県の救命救急センター28施設の7割超が、常勤医師の泊まり勤務について労働基準法の趣旨に反した運用を続けていることが、朝日新聞の調査でわかった。同法で定められた時間外労働を超える勤務を課している施設も半数以上あった。医師不足などから、不当な長時間労働を強いられる救急医の姿が浮かび上がった。

厚生労働省によると、労基法上、残業などの時間外労働は原則として月45時間までしか認められない。ただし、夜間や休日に勤務しても、電話番などほとんど労働する必要がない場合は、「宿日直勤務」として例外扱いとなり、時間外労働とはみなされない。

救命救急センターの場合、通常の泊まり勤務は午後5時ごろから翌朝8時ごろまでの15時間前後。いつ急患が搬送されてくるかわからず、集中治療室にいる入院患者の処置もあって、仮眠さえ満足に取れない場合もある。同省監督課は「実態を考えると宿直勤務とはみなされず、仮眠時間も含めて時間外労働とみるのが妥当」としている。

調査には、長浜赤十字病院(滋賀県長浜市)と南和歌山医療センター(和歌山県田辺市)を除く26施設が応じた。このうち19施設が泊まり勤務を労基法上の宿直勤務として扱っており、7時間分だけ時間外労働したとみなしていた関西医科大付属滝井病院(大阪府守口市)を含め、計20施設が労基法の趣旨を逸脱した勤務を強いていた。

一方で、大阪大付属病院(同府吹田市)など6施設は数チームによる交代制などを取っており、宿直勤務はなかった。

泊まり勤務の回数では、最も多い医師が月45時間を超える4回以上泊まっている施設が16あった。最多は大阪府立泉州救命救急センター(同府泉佐野市)の月10回(3日に1度)。大阪市立総合医療センターと滝井病院の2施設が8回で続き、7回が2施設、6回が6施設あった。

泊まり明けの翌日勤務については、11施設が「通常勤務」と回答。ほかに10施設が「半日勤務」「翌日が休みでも勤務することがある」とした。理由としては、「数年前と比べて医師数が減り、交代要員がいない」(奈良県立医科大付属病院)、「受け持ち患者が重症で帰宅できないことが多い」(京都第一赤十字病院)などが目立った。

労基法に違反すると、地元の労働基準監督署が繰り返し改善指導し、従わない場合は同法違反容疑で書類送検することもある。


原典 → http://www.asahi.com/life/update/0312/OSK200803120134.html

つまらない文章の多い新聞業界ですが、今回は割とまともです。毎回毎回新聞記事を引用して、毒ばかり吐いていては、確かに健康上よろしくありませんが・・・今回は評価しなければと思います。そうしないと、フェアではありませんから。ただし最後の一文だけ・・・実際に書類送検された実例を、自分は知りませんが。それに送検されたとして、何らかのペナルティが病院にあるとも思えませんし。結局、医師は自分の身を、自分で守るほかありません。たとえば、何回か前に取り上げた奈良の産科医たちのように、残業代を訴訟で請求するとか。

救急は、他の分野と比べても仕事は厳しいし(いつ急患が来るかわからない)、萎えの部分が大きいし(軽症の患者が必要もないのに押し寄せる傾向があるため)、その割に報いがありません(報酬が特段良いわけでもありません)。睡眠と健康を犠牲にしてまで、こんな仕事をいつまでもやりたいと思うような医師が、いつまでもいてくれるわけではありません。もし救急が地域にとって必要、というのであれば、それ相応のことを地域も(政治、行政、住民が協力して)行う必要があります。今身近で仕事してくれる医師が何らかの理由で立ち去るのであれば、それは地域全体の危機です。そうならないように、いろいろ考えて、事を為す必要があります。

そうしないと、こういうことになります。こうなってからでは、正直遅いのではないかと思います。

紋別の医療、4月から非常事態~道立病院「救急対応一時休止する」
(3月14日付け)

紋別市内の医療が4月にも崩壊の危機に瀕していることが、13日の紋別市議会定例会一般質問で浮き彫りとなった。極度の医師不足に陥っている道立紋別病院が、4月から夜間・休日の救急対応を一時停止する意向を紋別地区消防組合に伝えたほか、地元の紋別医師会も「道立紋別病院で救急対応ができなければ、医師会としても一次救急の継続はできない」との意向を示したもの。また上渚滑診療所でも、医師本人の健康問題により退職願いが出されており、現在の契約が切れる4月以降は未定になっていることが明らかになった。宮川良一市長は「非常事態」との認識を示した。

12日と13日に行なわれた一般質問では、登壇した7人のうち青田輝智、佐藤留次、牧野正則、阿部徹、野村淳一、梶川友子の6議員が医療問題を取り上げた。各議員の質疑応答のなかで、これまで明らかにされていなかった、新たな医療危機が露呈した。

13日に登壇した阿部議員は、道立紋別病院が4月から救急対応を取り止める意向を固めたとする報道が一部マスコミでなされたことについて質問。宮川良一市長は、2月25日に道立紋別病院側から「4月1日から夜間・休日の救急受入れは一時休止する」との申し入れがあったこと、3月5日に開いた医師会役員と道立紋別病院、市理事者による会談で、医師会側から「道立紋別病院で救急対応ができなければ、医師会としても一次救急の継続はできない」との意思表示があったことを明らかにした。その上で宮川市長は「このままでは当市の救急医療が非常事態となることから、これを回避すべく、地域医療を統括する紋別保健所の調整により、広域連合による一次および二次医療体制を構築するまで、一定のルールのもと現状の救急体制を維持できるよう、道立紋別病院、医師会、紋別保健所と早急に協議することとしております」と答弁するに止まった。

いっぽう今年1月から紋別市による運営が行なわれている上渚滑診療所についても、阿部議員の再質問に対する市理事者側の答弁で不安要素が明らかになった。それによると現在の医師との契約は3月末で切れるうえ、2月28日に同診療所の医師から退職願いが届いたという。市側ではこれまで2回、医師を訪ねて慰留に努めたが、待遇などの条件ではなく健康問題が原因だけに、現在のところ継続についての回答は得られていないという。幡野勝彦副市長は「ずっと残ってもらいたい、上渚滑1200人の地域医療を守ってもらいたいと考えている」として、今月末にも再度訪問して要請する方針を述べ、理解を求めた。


原典 → http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/080314_1.htm

こうなってからあわてて対策しても、遅いです。今そこにいる医師が立ち去るような場所に、新しく別の医師が来てくれるかどうかわかりませんし、スカウトするには費用が必要です。また、高度な医療行為は、チームが有効に機能しないと行いえません。結局、何もしないまま医師が勤務意欲をすり減らすまで放置したことのツケを、皆が払うことになります。そうならないように、日頃から医師を皆で大切にする必要が、あったのですが・・・

そういえば、北見でも同じようなことがありました。あちらですが、この日記でも先日とり上げました。一度はまともになりかけたのですが、掲示板は止まってしまいました。概して、何か問題があると必ずこういうことが起こります。医師側の苦境を正しく理解しようともしない患者側の心無い書き込みが掲示板を荒らした結果、全国に恥を晒すパターンがずいぶん多いです。一度でも悪い評判が立ってしまうと(特にネット上のそれは、医師が職業柄ちゃんと目を通している、ということを考えればなおのこと深刻です)、今後その地域に医師は来なくなります。そうならない選択をした地域なんて・・・今のところ丹波くらいのもの。

今のうちに、見ておくべきところは、しっかり見ておくほうがいいです。手遅れにならないように、やっておくべきことは、確かに存在します。
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