QMA、その他ゲーム以外のことも、つれづれなるままに書いていこうと思います。どんな文章になることでしょうか。
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個人の処罰感情が許されるだけの、余裕はもうありません
2008-02-19-Tue  CATEGORY: 医療崩壊
昨日の件について、続きを書こうと思います。自分の事情で数日日記が途切れます。その後も1つ続きを書いて、それで終わりにするつもりです。主張の中身は、表題の通りです。もうこの(医療の)現場には、個人の処罰感情を受け入れるだけの余裕なんて、ありません。それが、現実です。

まず、こちらをご覧ください。

http://lohasmedical.jp/blog/2008/01/12.php#more

福島で産科医の先生が故なくして逮捕された件ですが、現在刑事訴訟が進行しています。こちらの日記はその報告を行っておりまして、その中に注目すべき文章があったので今回引用した次第です。

コメントも含めて、全部ご覧になることをおすすめします(時間はかかりますが)。主なポイントは「遺族側は、医師が厳しく罰せられることのみを望んでいる」ところにあります。遺族の方はこの件に関して当事者であり、それ故どのような発言があったとしても、自分は「その資格が彼らにはない」という類の批判はしません。

ただし、その周りにいる人間が煽る行為については、黙っていないと思います。遺族の方がされた発言ですが、現実を無視している部分がやけに目立ちます。医療行為に万全は期待できるはずもなく、できるのは「努力するところまで」である点について、ずいぶん理解が乏しいと判断できます。悪い結果が出た途端「こんなはずではなかった」という類の台詞が出てくる点は、語るに落ちたとさえ言えます。残念ですが、こういう認識の患者が、非常に多いのが現実です。

医師の先生方が今の患者について、特に不満を持っている点を挙げるとすると、おそらくこの部分ではないかと思います。医師が現実に背負うことの出来る責任は、行為の正しさまでです。結果を正しくすることまでは、何度も書きますが、残念ながら不可能です。医療事故は、どんなに対価を支払い、努力を重ねたとしても、ゼロにはなりません。そのことを故意に無視した都合のいい主張が、やけに目立つ現状に対する深い絶望のあらわれが、医療崩壊であるという側面を、忘れてはいけません。

この一件(先生の逮捕と起訴)の結果、その地域ではお産を取り扱うことの出来る病院がなくなりました。地域の住民がお産難民となり、周辺に押しかけた結果は・・・想像に難くないと思います。蟻の一穴が堤をやがて押し流してしまうのと同様、各地で産科がまず崩壊するという結果をもたらし続けています。今は救急がトレンドですが、次は果たしてどの診療科になることでしょうか・・・

それ故、自分は今回遺族の方が主張されていることについては、何があっても賛成しかねます。何かあったら「医療ミスだ」と喚きたて、医師を駆逐し、殲滅していくのであれば、その次は患者側の不幸が待っています。昨日の文章には、そうした現実に対する、抗議の意味も込められています。ただでさえ絶対数で不足しているこの国の医師を、こんなつまらない理由で「虐殺」し続けるのであれば・・・あとは書きません。そうならないために、できるだけのことを、できる人から始めなければなりません。

こうした言動が普通に是認され、吹聴されているのは、単にマスコミが煽っているからではありません。もっと深いレベルで、問題にする必要があります。次回は、考えされられる文章を紹介したいと思います。それでは・・・
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