QMA、その他ゲーム以外のことも、つれづれなるままに書いていこうと思います。どんな文章になることでしょうか。
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医師がこの国を見捨てるとき
2008-01-10-Thu  CATEGORY: 医療崩壊
表題ですが、不吉な予言です。しかし、このままいけば遠くない将来、本当にそうなってしまいそうな内容です。こちらでも引用しますが、長い文章なので覚悟して読んでくださればと思います。

http://skyteam.iza.ne.jp/blog/entry/445520/

日本での医師の待遇(特に勤務医)は、先進国内で比べて圧倒的に劣悪です。勤務時間は長く(しかも違法なものです)、過労死が常態となっています。給与がそれほど高いわけではありませんし、それでいて社会的評価は低下の一方。何かあれば、何も知らないメディアや一般大衆に攻撃され、これでよくこの国に留まり続けられるものだと思うほどです。
だから、多くの医師は絶望して現場から立ち去っています。その結果が各地病院の閉鎖、診療科の撤退です。社会全般で「医療は要らない」と喚き続けたことの結果として、本当に必要な患者が医療から疎外されています。従来、そうした医師は開業することにより、過酷で徒労ばかりが多い病院からの立ち去りを実行してきました。

しかし、これとは別の立ち去り方が実現しそうな雰囲気です。海外への流出・・・これまでなかったのが不思議といえば不思議ですが、これからはその可能性を頭に入れる必要があるかと思います。何しろ、海外の方が、ずっと待遇がいいのですから。何となく球界の有様によく似ています。実績があれば、普通に高値で買ってくれるメジャーへの流出が、一向に止まりません。まあ当然と言えば当然で、日本の球団はお金を惜しんでいます。これで引きとめようと思うなら、よほどのものが必要でしょう。

もうひとつの懸念が、「若い」医師の流出であることです。若い医師はベテランから技術を継承していく役割を担っています。また、将来何十年かは地域社会に貢献してくれることが予定されている、いわば至宝です。その流出は二重の意味で良くありません。技術の断絶が予想されますし、引き抜かれた地方は数十年苦しむことになります。そうならないような対策が、喫緊に必要と言えます。

ただ、それには対価が必要です。最低限、このまま地域社会に踏み止まってもらえるだけの報酬を、社会は提示する必要があります。国として、医師が残ってくれるだけの報酬を提示しなければなりません。国は対価をケチり続けていますし、それは地方自治体も同じです。国は病院が倒産してしまうような診療報酬を継続していますし、自治体は医師を安く買い叩くことしか考えていません。
地域の住民も、それと大差ないのが現実です。医師に期待するのは機械的な労働だけ。24時間、自分たちの都合に合わせて働いてくれればそれでよし。「機械」だから、ミスは許されないし、文句を言うなんて論外。相手が文句を言わなければ、壊れるまで棒で殴ってもかまわない。一方的な奉仕のみを医師に強要している患者側の人間が、最近やけに目立ちます。医師が絶望して現場を立ち去るだけのことを、真っ先に地域住民がしでかしているというパターンが、ずいぶん多いです。

その限りにおいて、将来上で引用した文章の通りになることは間違いないと思います。金銭的な面でも、その他の面でも、この国では医師に対する報酬があまりにも低いです。いずれ、決定的な形で、その報いを受けることになるでしょう。既に、もう半分まで、それは現実のものになっています。産科の分娩予約が以前よりずっととりにくくなっている事実、救急の搬送先が近年増加の一方をたどっている事実、手術待ちにかかる時間が以前よりずっと長くなった地域がすでにあること。これだけ列挙すれば、十分でしょう。

これから先、もっと酷いことにならないようにしたければ、何が必要か・・・実際やってきたことが、それにどれだけ逆行しているか・・・いろいろ、考えて事を為す必要があります。
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コメント

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トラックバックありがとうございました
コメントskyteam | URL | 2008-01-11-Fri 03:57 [EDIT]
 どちらかというと「お金」ではないと重います。むしろ進んで仕事を探すのが今までの日本の医師でした。今は疲れているのです。お休みがせめて週に1度ゆっくり家族ととれたら・・・ということと、自分たちの技術を上げて患者さんをたくさん救うためにアメリカにいるよりも「医学教育」が受けられれば流出はしないと考えます。
 アメリカに行ったり、ほかの国へ行くのは医療を学びにいくのであって、逃げているのではなく、現地へ仕事をして「腕に磨きをかけに」出かけています。
 日本へいずれ・・・と考えていても、今の過重労働+魔女狩り報道の状況が続くのは痛いことです。給料をあげてくれ!というのは無理で、「せめて人間らしく」なのです。
 今後ともよろしくお願いします
コメントありがとうございます
コメント鴛泊愁 | URL | 2008-01-11-Fri 20:18 [EDIT]
< skyteam先生 >

先生のご意見、なるほどと思いました。やはり医療関係者の見方は、非医療者とは決定的なレベルで深みが違います。なるほど、そういう考えもありましたか・・・スキルアップの環境、という面も重要なわけですね・・・

また今日、トラックバックさせていただきました。2日連続で文章をお借りしています。このような形ですが、報告とさせていただきます。
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