QMA、その他ゲーム以外のことも、つれづれなるままに書いていこうと思います。どんな文章になることでしょうか。
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「たらい回し」の理由
2007-11-16-Fri  CATEGORY: 医療崩壊
まずは、こちらをご覧ください。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071115-00000007-khk-l07

最近、こういう報道はかなり多いです。判で押したように「たらい回し」という表現を使いまわしていますが、実に愚劣な態度と言うことができます。何故そのように判断するか・・・このような事態になったのはどうしてか、という基本的思考が欠如しているからです。知っている人にとっては、以下の事実は説明の必要もありません。

理由の一つ目・・・医師の不足。全国どこを探しても、医師は必要数のはるか下です。地域医療を行うに際して必要な戦力が、どこを見渡しても不足しているのが現実です。特に僻地は、その傾向が強いです。対応できる医師がいないのであれば、診たくても診られないのは当然です。またこのケースの場合、既に手一杯であったためやむを得ず断った施設もありました。
文章の最後で「同じ悲劇が二度と起こらないように」と書いていますが、現状では絶望的です。同じことが、これから先もっと高い頻度で起こるでしょう。医師は更に少なくなるという話があります。国は相変わらず医療に金をかけるつもりがなく、有権者はそれを問題にする気配がありません。政治が改善しない限り、政策も現場も改善するはずがありません。

もう一つの理由・・・同じ福島で昨年、産科医に警察が何をしたか。奈良で昨年、地方の病院にメディアが何をやったか。前者は最善を尽くしたとしても、結果が悪ければ逮捕され、起訴され、人生をふいにされてしまう現実。そして後者は結果だけ見て、反論してこない相手を集中的に攻撃し、地域医療の現場を再起不能にした言論の暴力です。結果を少しでも確信できなければ、医師はためらわずに治療を回避します。
そうなったとしても、現状ではとても責められません。誰だって、自分の人生は大切だから。家族が大切だから。今は少しでも危険のある医療行為を、無理して行わなくなっています。その結果、難しい症例は以前数割の確率で助かりましたが、今は誰も助からなくなる危険が出てきました。それは、医師の行う医療行為に正当な評価を行わなくなった社会が受けるべき、当然の報いとも言えます。

こうした現実を、どうやら記者たちは理解できないようです。最低限の理解力もなければ、それを補完しようという努力も見られません。それが引用した文章から(表題から!)透けて見えます。この程度の文章で飯が食えるのだから、ここで何度も書きましたが実にお気楽な稼業です。

せっかくだから、天空城の主である、某大佐をここで召喚してみましょう。

「君のアホ面には、心底うんざりさせられる」

改善しようと思えば、まず医師の数を増やすことが必要です。病院が存続できるよう、診療報酬の引き上げも必要です。医療行為につき、正当なものである限り、無闇に罪を宣告すべきではありません。これらの事項につき、社会全体で十分に合意を形成することが、何より不可欠です。しかし大多数のメディアは、その重要性を理解せず、ただ現場の不幸に胡坐をかく下劣な文章ばかり垂れ流しています。その罪は、決して見逃してはなりません。

こうしたメディアを的確に選別することも、時に重要です。
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