QMA、その他ゲーム以外のことも、つれづれなるままに書いていこうと思います。どんな文章になることでしょうか。
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ひとつの決定、ひとつの判決
2007-03-30-Fri  CATEGORY: 医療崩壊
まず、中原先生の過労死に関する訴訟について。多くの方が協力してくださったこともあり、国が控訴を断念したというお知らせがありました。そのことにつき、深く感謝いたします。

その一方・・・原告の皆さんは病院に対しても訴訟を起こしておられました。超過勤務を強制した病院に対する責任の追及ですが、こちらにつきましては棄却されるという、まこと残念な結果となりました。

これらのことについて、自分なりに。

控訴の断念については、評価しないといけません。普通、こういうパターンでは、国は控訴することが一般的と聞き及んでいましたので・・・むしろ意外と思っています。決定に関わった皆さんなりに、今回の事件について考えるところがあってのことと、勝手に解釈しています。

しかし、もう一方については評価することが出来ません。いくら超過勤務を強制したとしても違法性を追及されないというのでは、労働基準法なんてなきに等しいですから。法の番人が(そのフィクションが正しいとして、ですが)しかるべき仕事をしていないのでは、安心して労働できません。その意味では、勤労者全員にとって、許しがたい判決です。
裁判官にも言い訳はあるのでしょう・・・もしこれを受け入れて病院の違法性を認めた場合、同じ理由で、全国の病院で恒常化している超過勤務を違法と宣告しなければいけません。それは、病院での医療を禁止するに等しいです。現状では、病院が労働基準法に従って医師や看護士を使役していたのでは、経営が成り立たないので。
ただ、もしそうだとしても、司法は行政の違法を監視する役目があるわけです。医療費の圧縮により勤務医の犠牲のみが求められている現実に対して、しっかりとカードを突きつける役割を放棄した司法を、医師は許さないでしょう・・・この判決は、医師などいくらでも扱き使っていいと言う、司法の宣言です。多くの医師が現場を立ち去る、ネガティブな意味で決定的なきっかけとなるでしょう。

自分は患者側ですが、はっきり言えます・・・医師の皆さん、無理はしないでください。国は今回の例でもわかるとおり、医師のことなどまったく大切にしていません。医師だけが滅私奉公を強いられるなんて、ナンセンスの極みです。メディアは何かあったら医師だけ悪者扱い、患者も二言目には必ずといっていいほど「医療ミスだ」「もっと働け」です。医師だけが犠牲を求められる今の社会に、尽くしてやる義理はないと思うのですが。

患者側の皆さん(この日記を見てくださる方は、大半がこちら側だと思っていますが、それでも)に一言。医師も人間です・・・前も書きましたが、もう一度書きます。現状、医師が人間として等しく扱われているようには、とても思えません。上にも書いたとおり、国も、メディアも、まともな人間として扱っていません。医師が絶望し、現場を立ち去る最大の原因が、ここにあります。まず、そのことを理解してくださればと思います。

医師も、医療に必要な存在のはず・・・そこが、すっぽりと抜け落ちてしまっている今の風潮は、何万歩譲っても異常としか言えません。それだけは、絶対に、絶対です。
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小児科医過労自殺民事裁判敗訴
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キーワード 中原利郎医師、小児科医、過労死、自殺、労働基準法、労災認定、労働災害  [続きを読む]
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