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(TPP)皆の生活にとって、極めて危険な決断
2013-03-17-Sun  CATEGORY: 医療崩壊
多少遅れましたが、重要だと思うことなので愚考するところを書きました。何らかの参考にしていただければと思います。早速、本題に入ります。

TPPについて今回首相が参加を決断しましたが、この決断は極めて危険だと考えています。関税の撤廃を恐れる側の強烈な抵抗により、次の参院選で与党が勝てなくなる、などという軽い理由ではありません。TPPは今後の、特に持たざる者の生活に、悪影響を及ぼす可能性が大きいです。これは今後、主に持たざる者にとって重要な争点になると考えられます。以下、思うところを書きます。

TPPで問題になる障壁は、何も関税に限りません。この国の社会制度の根幹ですら「障壁」と見なされれば撤廃の圧力がかかるのは容易に想像できます。その圧力に対して脆弱でない政治勢力が果たしてどの程度存在するか・・・よく見ている有権者なら、その答えが「不在」であることを理解しているはずです(外圧と財界のカネに対して抵抗できる政治勢力が、果たしてどの程度存在するのか、という意味で)。

ここで問題にしたいのは「医療制度」、なかんずく公的医療保険制度です。本来的に、医療は高くつきます。お手ごろな価格で医療を受けられるのは、健康保険が機能しているからです。だからこそ、医師にかかる際には保険証の携帯が「絶対に不可欠」なのです。

折角なので、調べてみてください。「ジョンQ」「シッコ」で検索してみれば、医療保険制度の欠落がどれほど深刻な問題を引き起こしうるか、理解できると思います。アメリカは公的な医療保険制度が欠けており、その結果患者は保険会社に保険料を支払わなければ満足に医療を受けられなくなる可能性があります。技術は優れているのでしょうが、その医療技術の恩恵に与れるのは、金がある者だけなのです(アメリカでは、個人破産の半数が高額な医療費によるものです。この暗部が見えている人は、意外に少ないのではと疑っています)。

外資にとって、現在の医療保険制度は「障壁」以外の何物でもありません。またこの国の政治及び行政は、医療保険制度の維持に消極的です。そのことは、過去何回かの診療報酬改定が、十分な形で行われなかったこと(引き下げか、あるいは形だけの「引き上げ」でお茶を濁した)で説明可能と思います。外圧を制度解体のきっかけにする可能性すら、ありえないこととは言い切れません。

財界の人間がTPPに賛成なのは、それほど難しい理由ではありません。自分たちは損をしないと思っているから・・・しかし、それは「将来医療制度が破壊されても、金を出して医療を受けられる」人間だけです。そうでない「持たざる者」は、医療から疎外される未来も十分ありうることを、覚悟しなければなりません。「高度医療を受けたければ、家を売ってでも」とくちばしった財界人も、この国にはいるのです。果たして、そのような覚悟が、並の財力の持ち主に出来るか?

そこまで考えて、TPPについては是非の意見を形成する必要があるかと思います。その上でいくつか付け加えます・・・今後この件に関して報道が多くなるでしょうが、関税「のみ」をクローズアップするのは危険です。それ以外の障壁(今回とり上げた論点も含め)が軽く見られないよう、各社の報道姿勢についてはよくチェックする必要があるかと思います。

あともうひとつ・・・これは、次の選挙ではもちろん、その後についても重要な争点となるべきです。今回の総選挙において、TPPへの反対を掲げて当選した議員は少なからず今の与党に存在しています。今回首相はこのような決断をしたのだから、いずれ有権者に対して理由も、将来生じる好ましからざる影響も含めて全て説明する必要があります。その内容について、偽りは許されません。各候補者の態度についても、しっかり吟味する必要があるでしょう(もっとも、TPPに明確な反対の意志を表明する党派が、どの程度その存在するかは疑問ですが)。

TPPへの参加が有権者の不利益であることが、将来目に見える形で明らかになった場合・・・たとえば、将来これまでの価格で医療を受けられなくなり、医療費が原因で破産する人が続出するといった事態が引き起こされたとき・・・「騙された」と判断した有権者の怒りは、確実に今回の決断をした本人とその関係者に及びます。その点でも、これは見逃せない争点であることを、最後に付け加えます。
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