QMA、その他ゲーム以外のことも、つれづれなるままに書いていこうと思います。どんな文章になることでしょうか。
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原子力の政治によるコントロールが「不可能」だったわけ
2011-04-27-Wed  CATEGORY: ニュース
原発に関する諸問題において、政治によるコントロールは極めて重要です。巨額の資金が動きますし、状況によっては多くの人間が影響を受けます(今回の事故を想起していただければ)。政治によるコントロールのあり様もまた、必ず問題にしなければならない事項と思っています。ただし個人的な意見として、そのコントロールはこれまでまったく機能してませんでしたし、今後も絶望的なのではないかと考えています。

その理由を、ここに挙げておきます。

http://www.j-cast.com/tv/2011/04/20093581.html

http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51563199.html

旧与党の自民党ですが、しっかり電力会社からカネを貰っていました。利害関係を持ってしまえば、社会一般のためではなく、その利害関係者のために優先して行動するようになるのは無理からぬことです。彼らは野党として現与党の対策の遅れを非難する側に立っていますが、お得意様の東電をどれだけ非難できるかは疑問です。民主党にしても、同じスキャンダルが発生しない保証はどこにもありません。この国の主要な政治勢力は、どこまでもカネで汚染されてしまっています。政治が原子力に関して、判断を誤り続けたのは利害関係の故・・・矯正される必要があるのですが。

この国には、原子力政策について批判的な政治勢力がほとんどありません。議席の大半を占める上位2つまでが、推進する側というのは異常な光景です。いろいろな世論調査を見ても、皆が皆原発に関する現状に満足など、決してしていないはずなのですが。一定割合存在する批判の声を吸い上げる機能が、この国の政治勢力には決定的なレベルで欠けている・・・そのように考えなければなりません。この問題について見識があり、時に応じて十分な批判を行い、政府の行動をチェックできる人間をもっとたくさん議員にすることが(無駄かもしれませんが)必要です。

同様に、議員及び党派が特定の利害関係者のため「だけ」に動かないよう、一定以上の利害関係を持てないようにすることも必要です。今回とりあげたのは政治献金ですが、他にも利害関係の持ちようはいくらでも存在します。与党の権力が利権を生み出すのは世の常、権力行使の乱れを抑止する仕組みが政治には求められます。有権者としては、ただこの事故に対する直接的な対応の是非だけを見ているわけにいきません。政治が原子力を適切にコントロールできる「ようになる」かどうか、利害関係の排除という観点からしっかり見ておく必要があります。
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くま8、今シーズンの初戦
2011-04-25-Mon  CATEGORY: QMA
昨日ですが、神戸三宮でアルカトラズ杯に参加してきました。今シーズンの初戦でありまして、かなり気合があったはずなのですが・・・この一週間体調がすこぶる悪く、出張先ですら風邪でした。当然予習も復習も不十分な状態・・・それでも、実際の対戦に使う気力くらいは残っていました。

今作は全キャラ戻ってきたため、本来のキャラ・本来の名前で参加される人が多く、いよいよ面白くなってきた感じです。スタッフの皆さんと挨拶など交わして、適当に調整などして本番に臨んでます。そういえば、すぐ裏はあんあんなのですが、テクニカルチャレンジ1回だけ参加して(何と全国王者斬り、吃驚でした)、すぐアカデミーに戻っています。

手短に、自分の対戦だけ。

1回戦 → それほど難しい対戦相手ではありませんでした。まずはスポタイを使用、何と2セットかぶったので1位でした。他も手の内の問題が多く、無難な滑り出しとなりました。
2回戦 → カイさん、げんさんが同組。結構厳しいですが、社会が割と手薄で狙い目だと思い社パネを投下。カイさんが理系だったのでかなり楽になりました。少しずつ差がついて1位。ただしそれほど大差ではありません。
準決勝 → すだちさんが同組。いよいよ厳しくなってきましたが、ここで満を持して文系多答・順当て・歴史のコンボで勝負。ここで差がついて、他も何とか答えきり2位通過。四択はかなり厳しい問題が多く、初見が目だったのでかなり危険な対戦でした。

ここからは、決勝・・・2セット先取の「賢竜ルール」です。考えは大体決まっていましたが。ちなみに残ったのはすだちさん、げんさん、APPLEさんでした。

1戦目 → ここは普通に、一番いい札を。文系多答・順当て・歴史のコンボでしたが、しっかりリードできたのが良かったです。このリードを守り、まずは1セット先取。
2戦目 → 1つ目を取れたので、2つ目は流してもいいと思っていました。自選はアニ○×、相手がこちらの嫌な札を出し切るのが願望。これ自体はよかったのですが、実は最終セットまでリードしていました。最終セットですだちさんに差し切られ、並ばれてしまいました。
3戦目 → ここからは、本気で勝ちにいく必要があります。理系その他なら、全員に有効と考えていましたがここで単独不正解。他でも挽回できる問題が出ず、3問ミスで(!)4位。げんさんが勝って、何とか首がつながりました。
4戦目 → スポーツが得意な2人がいるのですが、もとより標的はすだちさん一人。使い古してますが、覚悟のスポタイで勝負です。ここでリードしましたが、まさかの文タイで初見を引き並ばれてしまう不運。次のアニゲでリードを許し、最後のアニパネで1問詰めるも、点差で負けました。

実は最終セットのパネル、もうひとつ正解の可能性がありました。思い出せていればひっくり返せていた結果・・・かなりしょっぱいですが、ブランクが結構あったので仕方ありません。現状を考えれば、かなり出来はよかったと思います。少しずつピースを埋めていき、次勝てるようにしたいものです。

ここで、負けてしまった恒例のアレ。

「なんじゃそりゃーっっっ!」

「おぅまぃがっっっ!」

「ま~~~~んま、みぃやっ!」

「おのれ・・・ブルコギドンさえあれば!」

「誰もがしびれる、ブルコギドンさえ完成していれば!」

「完全体に・・・完全体になりさえすれば!」

昨日は体調回復期だったので、早めに失礼いたしました。次以降も、よろしくお願いいたします・・・のはずだったのですが。困ったことに、次(5月15日)は賢聖杯とかぶるらしいです。体が2つあればと思います。又その次ということになるかと思います。

最後に・・・次のアルカトラズ杯、自由形式限定戦となる模様です。ジャンルは1回限り、各形式も1回のみ使用可能。どこでどの形式を詰め込んで使うかに、勝ち負けはかかってくるかと思います。
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原発を推進してきた側からの、自己批判
2011-04-18-Mon  CATEGORY: ニュース
原発事故の影響は拡大の一途をたどっています。政府と東電の対応は泥縄で、定見もないため住民から猜疑の目で見られています。政府も東電も、事前に重大事故の危険性を警告されていたにもかかわらず無視しましたし、初動も判断に誤りがありました。その責任は、何らかの形で追及が必要です。飯舘村などは、結局避難することになりました・・・判断が遅すぎです。こんな状況で、誰が住民を守ってくれるというのか?

さて、今回は原発を推進する立場の学者たちから語られる自己批判を紹介します。原発に対して賛成であるか、反対であるかは安全性の問題においては、あまり重要でありません。どちらの立場にしても、安全性の担保は共通する課題だからです。賛成する側は「安全性のために最大限努力するから」賛成しますし、反対の人は「安全性が保障されない」からこそ反対します。もっとも大切であったはずの安全性を、今後どのように担保するか・・・考えるにはよい材料と思います。

以下、引用

原発推進学者が次々懺悔 「国民に深く陳謝する」

東京電力の福島第1原子力発電所の深刻な事故を受け、政府の原子力安全委員会の歴代委員長を含む原発推進派学者の重鎮たちが原発の「安全神話」崩壊に懺悔を繰り返している。特に元原子力安全委員長の松浦祥次郎氏や前原子力委員会委員長代理の田中俊一氏ら原発推進の学者16人がこのほど、異例の緊急提言を行った。

原子力の平和利用を先頭だって進めてきた者として、今回の事故を極めて遺憾に思うと同時に国民に深く陳謝する」との謝罪を前面に掲げた提言の内容は政府や東電の発表よりも今回の事故を深刻に受け止めており、緊迫感が伝わってくる。

大量の放射能を閉じ込めるのは極めて困難、と認める

私たちは事故の推移を固唾を飲んで見守ってきた。しかし、事態は次々と悪化し、事故を終息させる見通しが得られていない」「膨大な放射性物質は圧力容器や格納容器内に拡散・分布し、その一部は環境に放出され、現在も放出され続けている」 「特に懸念されることは溶融炉心が圧力容器を溶かし、格納容器に移り、大量の水素ガスの火災・爆発による格納容器の破壊などによる広範で深刻な放射能汚染の可能性を排除できないことである

提言は、水素爆発などで格納容器が破壊され、放射性物質が長期にわたり国土を汚染する可能性を指摘している。日本を代表する学者たちが、チェルノブイリ原発事故級の最悪の事態を想定していることがわかる。

16人は東京大学名誉教授、京都大学名誉教授、東京工業大学名誉教授など錚々たるメンバーで、原子力安全委員会や原子力委員会の歴代委員長や委員を務めるなどした日本を代表する原子力の専門家たちだけに、発言には重みがある。

特に気になるのは、「当面なすべきことは原子炉及び使用済み核燃料プール内の燃料の冷却を安定させ、大量の放射能を閉じ込めること。これを達成することは極めて困難であるが、これを達成できなければ事故の終息は覚束ない」と述べた点で、有効な解決策を見いだすのが難しいことを自ら認めているとも受け取れる発言だ。

2011年4月1日、会見した田中俊一氏は「原子力の平和利用を進めて、まさかこういう事態、これほど国民に迷惑をかけるような事態は予測していなかった。結果的にこういうことになっていることについて、原子力を進めてきた人間として、国民に謝らなくてはならないという気持ちは、みんな持っていると思う」と心境を明かした。

田中氏は提言をまとめた理由について「(我々は)余計なことを言わなくてもいい年齢だけれども、黙っていられないと。とにかく早くこの状況を抜け出して頂きたいという思いでまとめた」と述べた。学会で地位も名誉もある学者たちが、自分たちのこれまでの仕事を全否定するような今回の提言や会見が、事故の深刻さを物語っている

原子力安全委員会では、歴代OB、現役首脳も自己批判

提言は、最後に事態打開策について「当面の難局を乗り切るためには、関係省庁に加え、産業界、大学等を結集し、我が国がもつ専門的英知と経験を組織的、機動的に活用しつつ、総合的かつ戦略的な取り組みが必須である」と指摘する。

提言に加わっていない原子力安全委員会前委員長の鈴木篤之氏(日本原子力研究開発機構理事長)も4月6日、衆議院経済産業委員会に招致され、「国民にたいへん申し訳ない。私にとって痛恨の極みだ。この事故を反省し、よく考えていかないといけない」などと反省の弁を述べている。

原子力安全委員会では、歴代OBに限らず、現役首脳も自己批判に追い込まれている。斑目春樹委員長は、やはり6日の衆議院経済産業委員会で、「今回の事故を深く反省し、二度とこのようなことが起こらないよう指導していきたい」などと弁明に懸命だった。

(引用ここまで)

以下、私見を。

安全性は、技術力だけで担保するわけではありません。運用する人が安全性を最重要視することが、何よりの前提です。政府も東電もしきりに「想定外」と口にしていますが、事故前から重大事故の危険性を指摘し、警告していた人がいます。想定外というのはでたらめで、彼らは「自分に不都合な警告だから無視した」というのが正しい答えです。そうした意思決定が抑止されなかったことが、今回の事故の大きな原因となりました。

意思決定の誤りを抑止するためには、外部に強力な監視者が必要です。また、利害関係を持つ人間は相手に便宜を図ることが予想されるから、排除する必要があります。今回の件では政府や東電の不作為を是正する仕組みがなく、原子力にかかわってきた人間はだいたい利害関係で「汚染されて」いました。これが改善されない限り、安全性など夢のまた夢・・・そう考える必要があります。
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6度目のスタートダッシュ、7度目の賢者昇格
2011-04-16-Sat  CATEGORY: QMA
今作(くま8)でスタートダッシュは都合6回目、賢者昇格はメインカードだけで7回となりました。ずいぶん長い間、アカデミーの生徒やってます・・・まだ目標が残っているうちは、そして戦う翼をもっているうちは卒業などできるはずもないので。自分なりの方法で「完全体」を目指します。ぶるぁぁぁぁぁぁぁ!

・・・のっけから若本病全開。この日記、こんなコンセプトではなかったのですが。

賢者になったのは14日。最後は優勝で決めました。賢者昇格までの成績です。

20-17-8-2 準決勝負け16 予選落ち3

勝率30.3%
連対率56.1%
決勝進出71.2%

正解率は84%台ですが、これを維持するのは難しいと思います。前作よりは上ですが、この数字をどこまで維持できるか・・・それが「完全体」への道だと思っています。文系中心で☆集めは進んでおり、店舗大会用の準備も少しずつ進行中です。使用は可能ですが・・・ポイントは自分が正解できるか。自爆で負ける試合も結構あるので、登校回数で完成度を高めるのが課題です。

最後に耳寄りなお知らせ・・・ウィル千中、今日と明日は100円2クレです。将来的にそれが定着する可能性は高いですが、多少混雑することを気にしなければお得感は高いかと。明日行けない(野暮用)ので、皆さんにおすすめいたします。
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原発作業員の身の安全も、考えてなければなりません
2011-04-13-Wed  CATEGORY: ニュース
今回は、以前同じ話題について書いたエントリーの続きです。

3月29日のエントリー

状況は悪化しており、ついに「レベル7」の深刻な事故であることを「認めざるを得なくなりました」。影響は海外にも及んでおり、既に政府は他国から猜疑の目で見られるようになっています。しかしそれと同時に、中で必死に闘っているスタッフについてはまるで顧みられていないことが推測されます。

国とやらが住民のため、地域のため、そして祖国の名誉のためにどれほどのことをなしえるのかは、現状相当怪しいと言わなければなりません。必要な情報が隠されており(百万歩譲って「十分に行き届いていない」)、現地で闘うスタッフのために十分な待遇を提供していません。のみならず、彼らに過大なリスクを押し付けてしまっている・・・今回はこの文章を引用しました。

(MRIC様より引用)

国を守ろうとしている原発作業員を守ろうとしない国は、やがて世界から孤立する

医療ガバナンス学会  2011年4月 6日 14:00

木村 知

2011年4月6日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行

東電福島第一原発事故は、発生から三週間以上経過した現在も、未だ冷却装置の復旧がなされないばかりか、多量の放射性物質を含んだ汚染水の処理に難渋するなど、ますます深刻な事態に陥りつつあり、作業の長期化はもはや疑いようがない。

現場では、現在も多くの作業員の方々が連日作業にあたっているが、高放射線量が測定された水たまりでの被曝事故をはじめ、衣食住すべてにおいて非常に劣悪な労働環境、さらに線量計不携行での作業といった杜撰な放射線管理など、作業員の安全を脅かしている問題点が、次々と顕在化してきている

このような杜撰な放射線管理の実情を耳にすると、驚くべきことで「あってはならないこと」ともちろん誰でも思うに違いないが、混乱を極めている実際の現場においては、むしろ驚くべきことではなく「そうせざるをえないこと」になっている可能性も否定できない

線量計が鳴らなかった」とか「数が足りなかった」というのは、おそらく言い訳にすぎず、「線量計など付けていては、あっという間に被曝線量上限に達してしまい、作業にならない」というのが、実態ではなかろうか

これら作業員の方々の労働環境を監視・監督しているのは、いったい誰なのか?
そして作業員の方々の肉体的・精神的健康管理は、いったい誰が行っているのか?
それとも、これら作業員の方々の労務管理、健康管理は、いっさい誰も行っていないのか?

これらについて、明確な証拠を持って情報を開示する義務が、東電にはある。そしてこれらについて、東電が情報開示しないのなら、国が責任を持って現状調査し、国民に情報開示し、早急にそして適切に問題点を是正しなければならない

もしもそれを行わず、杜撰な放射線管理がなされているのを知りながら、「見て見ぬフリ」をして、それを放置しているのであれば、それは国が作業員たちの「人権」を認めていないということに、他ならない

これは、明らかに憲法違反だ。もしもこれらが「放置」されているならばそれは、「国家的犯罪」と言わざるを得ない。

さらに、原子力安全委員会・緊急技術助言組織は、大量被曝の危険性がある作業員に対しての事前の造血幹細胞採取について、以下の見解を示し、その必要性を否定した。『造血幹細胞の事前採取については、作業従事者にさらなる精神的、身体的負担をかけるという問題があり、また関連国際機関等においても未だ合意がなく、国民にも十分な理解が得られてはおりません。このため、現時点での復旧作業従事者の造血幹細胞の採取は、必要ないと考えます』

一見、作業員の精神的、身体的負担についての配慮を窺わせる文体だが、いったいどのような「負担」がかかるというのか、これではまったく分からない。そしてその「負担」というのは、現場で作業を行っている作業員の方々が、今現在味わっている「負担」、そして今後味わうかもしれない「負担」と比べて、著しく大きい「負担」といえるものなのであろうか

そしてこの見解は、大量被曝のために準備し得る施策についての、作業員の自由意思による選択肢さえも制限しかねない見解と言えるのではなかろうか。これを行なうか行わないかの決定権は、本来、作業員の方々にあるのではなかろうか?

「大量被曝の危険性がないのだから、造血幹細胞採取という『負担』を作業員にワザワザ負わせる必要性はない」と言いたいのかもしれない。しかし、線量計の管理も杜撰、被曝線量上限値も変更、そして「現場で線量について語るのはタブー」という作業員の証言の存在からは、「大量被曝」はむしろ既に発生しているのではないか、と案じずにはいられない。

放射性物質には、何の匂いも色も味もない。その放射性物質が多量に漂う事故現場で働く作業員たちの、姿も動きも声も叫びも、ほとんどわれわれは目にしない。テレビだけを見ていれば、ややもすると「人格」のない「使い捨てロボット」が作業し続けているのではないか、と錯覚してしまうほどだ。

国は、はたしてこれら作業員の方々の「顔」や「名前」をすべて把握しているのだろうか?
国は、はたしてこれら作業員の方々を、本当に守るつもりはあるのだろうか?

前稿で私は、『「英雄」ではない「被害者」である原発事故作業員に、生涯にわたって医療補償を』と書いた。しかし、私の考えは甘かった。

医療補償がなされる以前に、彼らは現在、「人権」すら認められていなかったのだ。国は、彼ら作業員の方々を「英雄」などと思ってはいない。それどころか、彼らの人格や人権が著しく蹂躙されて続けていることを放置し「見て見ぬフリ」をしているのだ

多量の放射性物質を含んだ汚染水を海に放水し続けるだけでなく、このような「人権蹂躙」を放置し続けていれば、日本は先進国として、やがて海外から著しく非難され、次第に孤立していくことになるだろう

国民としても、このような「国を守ろうとしている作業員を守ろうとしない国」に対して、何も声をあげることをしないならば、それはこの国が世界から孤立していくのに加担する行為に他ならない、と言えるだろう

今こそ、作業員の人権を守るための国民的議論の高まりを、強く訴えたい。

最後に、日本国憲法を供覧する。これらひとつひとつを、今、じっくりと噛みしめるときではないだろうか。

日本国憲法

第十一条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。

第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

第十八条 何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。

第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

(引用ここまで)

彼らの代わりは、基本的にいないと考えなければなりません。もし彼らの身に間違いがあって彼らがいなくなってしまえば、その後誰がこの後始末をしてくれるというのか。自分は真っ先に逃げ出し、後方でぬくぬくとしている輩に、果たしてそれがどれだけ理解できているのか。引用した文章の後ろに書いてあることは、決定的に正しいです。自分たちのために闘ってくれている、彼らは同胞なのですが。彼らを切り捨てる側に立つ者は、その理由にもよるでしょうが非難の対象たることを免れない。そしてもう一言・・・政府のお偉方は、自分が責任追及を免れることしか考えていないのか?

いくつかリンクした文章も含め、しっかり見ていただきたいと思います。
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(統一地方選・前半)奈良県の選択に疑いあり
2011-04-11-Mon  CATEGORY: 医療崩壊
統一地方選挙の前半戦が終わりました。大体予定調和の範囲内と言えそうな結果であり、その意味では「面白みの無い」選挙となりました。今回取り上げる奈良県の知事選挙も同じでありますが、将来に禍根を残しそうな結果となっています。

(開票結果)

292654 荒井正吾 66 無現
223519 塩見俊次 61 無新
60318 北野重一 73 無新

一般的には「関西広域連合」に入っていない奈良県が、今後どのような態度を取るかが争点となっていました。関西広域連合は最近鼻息の荒い橋下氏が推進しているものであり、今回当選した荒井氏は橋下氏に反感を隠そうともしなかったので、大阪で起こっている「橋下対反橋下」のひとつという見方も可能です。しかし争点はそれひとつというわけでもありません。医療問題に関連して、簡単に見逃すべきでないことがあります。

去年11月19日のエントリー

奈良県は産科医の残業代を、訴訟を提起され敗訴したにもかかわらず、いまだに払おうとしていません。残業代を払わないのは法令に対する違反であり、これは地方自治体が(法令を定め、自ら率先して遵守すべきという意味で)やってはいけないことです。そうした奈良県の姿勢に、荒井氏は大きな責任があります。そういえば・・・奈良県は鹿坊主(俗に「せ○とくん」と呼ばれているアレ)のイラストに500万円の値札をつけたとか。鹿坊主のほうが、産科医の労苦よりずっと高く見積もられるというのは、おおよそまともとは言えない判断です。

鹿坊主に500万、産科医の残業代はプライスレス

これで、産科に限らず医師にがんばってもらおうというのは、かなり無理があります。今回の選挙結果は「そうした奈良県の態度を変える必要は無い」という住民からのご託宣であり、住民が追認したに等しい行為でもあります。果たしてそこまでのことが、今回の選挙でどれだけ問題とされたのか。

・・・かなり、疑わしいと思っています。
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反吐が出るほど、心無い村だった
2011-04-02-Sat  CATEGORY: 医療崩壊
まず結論・・・地域医療の盛衰を決めるのは、すべからく地域住民の医師及び医療全般に対する態度です。これが十分であれば地域医療は、何か問題が起こっても持ち直すことが可能でしょう。しかし十分でなかった場合(特に、ネガティブな意味で決定的な出来事があった場合)は、惨憺たる結果になることは間違いないかと思います。

今回は、こちらを引用しました。

3月29日、読売の記事より引用

上小阿仁 再び無医村の危機

医師が退職願 中傷で心労か

上小阿仁村唯一の医療機関である村立上小阿仁国保診療所の有沢幸子医師(66)が退職願を出し、受理されたことが28日、分かった。有沢医師は昨年、一部住民の嫌がらせが原因で辞意を示したが、住民の熱意で、その後、撤回した。今回は、健康上の理由だというが、今でも嫌がらせが続いていることが背景にあると指摘する村関係者もいる。後任探しは難航が予想され、再び無医村の危機を迎えた。(糸井裕哉)

有沢医師は昨年9月、小林宏晨(ひろあき)村長に対し、「激務をこなせる体力がもうない」と退職願を提出した。小林村長は「土日を完全休診にする」「週2日は非常勤医に任せる」などの待遇改善策を提示して慰留に努めた。

しかし、有沢医師は昨年末の検査入院で「現状が続けば健康維持は難しい」と診断されたことを挙げ、申し出を断った。意志は固いと判断した小林村長は2月下旬、受理した。退職にあたり、有沢医師は「後任に引き継ぐまでは頑張る」と話していた。

有沢医師は当初、辞任の公表を望まなかったが、今月中旬に有沢医師から「いつ辞めるか分からないのに実情を知らせないのは村民に不誠実」との申し入れがあり、村は事実の公表と、ホームページ上での医師公募に踏み切った。また、退職願を受け、村は、有沢医師の負担を軽減するため、4月から秋田市立秋田総合病院長を週1回招いて、外科と泌尿器科の診療を実施する。

有沢医師は2009年に赴任。年間約20日しか休診せず、夜間や早朝でも往診する献身的な診療で、住民から絶大な信頼を得た。その一方で、一部住民から、「平日に休むな」「患者を待たせすぎだろ」などの心無い中傷で心労が重なり、辞意を表明した

1週間で慰留を求める約800人の署名を集めた村民の熱意で翻意した。だが、その後も無言電話があり、年始に休診した際には「正月だからって休むのか」と嫌がらせの電話があるなど、有沢医師に対する中傷は続いたという。

さらに、周辺自治体で医療機関が続々と縮小した影響などで、有沢医師のいる診療所では患者が急増。昨年は1日あたりで前年比約10人も増えた。

村の担当者は「有沢先生は後任が決まるまで続けると言ってくれているが、夏までに医師を見つけないと先生が倒れる」と、後任探しに奔走している。

だが、有沢医師のように村に移住し、急患や往診に即応できる医師の確保は困難だ。村では、常駐の医師が見つからない場合として、非常勤の医師を複数おいて、診療態勢を維持することも考えている。

月一度、診療所に通っている山田ツル子さん(75)は「一人暮らしで移動手段が限られる私には診療所と有沢先生だけが頼り。無医村になるのは避けたい」と不安な表情を浮かべた。

(引用ここまで)

これは、何も今回が初めてではありません。以前(1年前)同じことが起こっていました。一度医師の先生に辞意を表明され、あわてた住民が署名で何とか引き止めることに成功。しかし住民の態度が改まらず同じような中傷が後を絶たなかった結果、先生に愛想を尽かされた・・・そういう流れになっています。

それについては、こちらを見ていただければと思います(勝手ながら引用させていただきます。この場を借りて感謝いたします)。

うろうろドクター様の日記、昨年3月11日付

うろうろドクター様の日記、昨年3月20日付

もう、心無い村などと呼ばれたくない

・・・

一部とはいえ、心無い住民の心無い言動が目立てばそれだけで十分かと思います。それを抑止できない周囲の者も、突き詰めて考えれば同罪。しかも、これで2度目です。村の内部で派閥が存在し、いまの村長を嫌う一派が仕組んだ嫌がらせという指摘もあるようですが、どのような理由であれこのニュースは医師たちにとって「ネガティブな意味で決定的な」ものです。つまり今後何があっても、この先生の後釜は見つからない(更には「見つかるはずも無い」)。

この国は医師不足で、各地域が医師を奪い合っているのが実情です。不便で給与その他の面でも不利な片田舎が医師をつなぎとめようと思えば、相応のものを提示する必要があるのですが。その真逆を突っ走っているこの地域は、まったくもって「救う価値の無い」地域ということなのでしょう。惨めではありますが・・・本当に医師が必要で、だからこそしかるべき行いを積み重ねてきた、本当の意味で「良い住民」の皆さんについては哀れだと思います。
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